「教師手帳」は時間割+ウィークリーバーチカルという形式が特徴ですが、基本的にはA5サイズのスケジュールリフィルです。
システム手帳のリフィルとして開発しているので、その他のリフィルとの連携も考えられます。
今回は私が「教師手帳」を中心として、どのようにシステム手帳を使っているのかご説明します。みなさんが使っていらっしゃる手帳の仕組みの参考になれば幸いです。
ミッションステートメントを厚紙リフィルに印刷する
表紙をめくると最初に出てくるのがミッションステートメントです。
バインダーを購入したときなどについてくるちょっと厚めのリフィルに、ミッションステートメントを印刷しています。
ミッションステートメントは何度も見返すものなので、すぐに見れるところに入れています。
「年間行事予定表」は縮小コピーして綴るだけ
つぎに出てくるのが「年間行事予定表」です。
4月最初の職員会議で、今年度の年間行事予定が配られると思います。私は略して「年計」と呼んでいますが、呼び名は学校や地域で違うかもしれませんね。
さすがにA4一枚で収まることはないようで、B4サイズが多いと思います。こればっかりは縮小コピーを取ります。
半年分の4月~9月、10月~3月で、半分に切れる場合には切って縮小コピーをします。
そうすれば、A5サイズ見開き2枚で1年分の計画が見渡せるようになります。
A5に縮小しても文字が見えるのなら、それでもいいかもしれませんが、年間行事予定は年度途中で代わることもありますので、書き込めるサイズというのも必要かと思います。
あとは、次に紹介する1月始まりのカレンダーリフィルを買っていれば、2月3月とかの余っている月間カレンダーリフィルにノリで貼ります。インデックス部分に「年計」と貼り直してしまえばOKです。

せこい言うな。かしこいと言ってくれたまえw

(…せこい。)
「月間ブロック」リフィルは予定より索引として
年計につながって出てくるのが市販のマンスリーカレンダーリフィルです。
月間リフィルは市販のものを購入しています。購入しているのはこのリフィルです。
1月はじまりを使う。来年度の計は元旦にあり。
このリフィルは1月はじまりですが、翌年の3月までついています。
翌年の1~3月は白いタブなので、年が変わったことがよく分かります。
学校は年度単位、4月から翌年3月なのだから4月はじまりがいいとも言えますが、そうはしていません。
3月、4月は年度末事務、年度初めの事務作業が忙しすぎて、手帳のリフィル購入の時間がないことが主な理由です。くわしくはこちらで。
学校の行事、プライベートの予定などを記入する
年間計画や月行事予定表から、学校の行事を書き写していきます。すべては書きません。
大小さまざまなことが、書ききれないくらい色々あるからです。詳しくは教師手帳に書きますので、ここでは本当に大きな行事だけ書くようにします。
入学式、卒業式、始業式、終業式。中体連、新人戦、文化祭。他にもまだありますが。
プライベートの予定も入れます。誕生日も書きます。旅行の予約が入れてあれば書きます。そのほか、シールでデコったりもします。
こうやって一度書くことで、自分のなかにインストールしている感じです。詳細を書かない分、楽です。
ライフログノートのタイトルをマンスリーに転記する
じつはカレンダーリフィルは、予定を書くよりも、予定が終わったあとに目次・インデックス・索引として書くことが多いです。
お正月に1年間の展望を描いたとしても、毎日がすべて埋まるわけがありません。
空いている日には、その後の日々の生活の中で書き続ける「ライフログ」の中から、これは大切な気づきかもしれない、これは将来誰かに聞かれるかもしれない、これはまた参照するかもしれない、これはインパクトの大きい出来事だったな、そういったことを、マンスリーに書きます。
「教師手帳」はマンスリーとデイリーログのあいだ
教師手帳は週間リフィルであり、わたしの手帳術の母艦であり、コックピットです。
だいたいのことはこの前のマンスリーに書いてあり、より詳細なことは後ろのライフログに毎日書いています。
教師手帳を見ながらライフログ(デイリーログ)へその日の予定を書き、仕事をこなし、情報を書き留めていきます。
そして、ライフログ(デイリーログ)に書いたことは、必要に応じて教師手帳に転記され、マンスリーへも索引として書かれていきます。
さらに後ろのプロジェクトリフィルとも、情報をやりとりして、計画やタスクに抜かりはないか、無理はないかなどのチェックが行われます。
ここを中心に、手帳のページをいったりきたりしている感じです。
「ライフログ」リフィルで1日の記録を残す
ウィークリーバーチカルの教師手帳のあとは、デイリーのライフログノートが来ます。
ここに使っているのは、コクヨのA5ノートを裁断機で切ったものです。コクヨの紙質が一番使いやすい。もうただそれだけです。
トモエリバーは薄すぎるし、ほかの高級ノートは厚すぎます。その基準はどこかといえば、子供の頃から使っているコクヨです。つまりコクヨさんが一番ということです。
教師手帳を、日本能率協会の無地リフィルに印刷しているので、その差別化(手触りでどちらか分かる)の意味もあります。
生徒の出欠や簡単な指導の記録を残す
指導の記録と言っても、個人情報が激しく出るようなことはここには書きません。しかし「誰に話しかけて、こんな会話をした。」とか、「誰と誰が喧嘩したので、両者の話を聞いて仲を取り持った。」みたいなことは書いてしまいます。
朝の学活、帰りの学活で話す原稿を書く
学級担任なら毎日頭を悩ませる「先生のお話」。私はこれを手帳にひたすら書いています。ライフログノートのはじまりはここからだったのではないかと思います。
「プロジェクト」リフィルで大きな仕事をやり遂げる
ライフログノートの後ろには、「プロジェクト」というインデックスがあります。
一週間では終わらない仕事、他との調整が必要な仕事はプロジェクト
バレットジャーナルでいうところの、コレクションページがこれに当たるかもしれません。
ライフログページで書いていて、プロジェクトに昇格するものもあれば、タスクが降ってきた時点でプロジェクトとしてページをつくることもあります。
仕事におけるプロジェクトは、たとえば「校外学習」とか「体育祭」とか「ICT活用校内研修会」とか「理科通信のネタ集め」とかです。
プライベートについてもプロジェクトはたくさんあります。「今年欲しくなったもの、買ったもの」「食べに行きたいごはん屋さん」「ブログの記事のネタ」とかです。
プロジェクトと呼ぶとモチベーションが上がる
プロジェクトリフィルは、見開きの教師手帳では情報がいろいろなページにまたがり、管理しづらいときに作ります。
数ヶ月~1年間とかのスパンのものが多いので、プロジェクトリフィルに情報をまとめながら、必要に応じて、教師手帳のスケジュールやタスク欄にも記入して進めていくようになります。
プロジェクトリフィルにはスケジュール、タスク、アイデア、疑問、調べ物、資料、写真、イラスト、イメージボードなんでも追加していきます。
ですので特定のリフィルはありません。そのプロジェクトに合わせて、無地がいいと思えば無地だし、方眼やドット方眼、罫線、マンダラチャートなどいろいろなものを利用します。
さらにやる気が出るように、好きなシールを張ったり、マステでデコったり、スタンプを押したりします。
こうやって、プロジェクトページを開くのを億劫がらないように工夫しながら、ぐいぐいと進めていくようになります。

プロジェクトっていうとカッコいいですよね。

それだけでやる気になるなら安いものです。
「リファレンス」リフィルは参考資料を入れる
リファレンスというタブには、参考資料を挟んでいます。
一番見るのは、年休の取り方で時間単位の区切りですね。条例が変わったりして、厳密になるほど年休届けの書き方が面倒くさくなっています。自分でも見るし、周りの先生も困ることが多いので、挟んでいます。
他には、研修の記録ですね。防災とか理科教育とか、◯◯の心構えとか、そういった繰り返し見たいな、擦り込みたいなと思うものを挟んでおいて、ときどき見返します。ミッションステートメントほどではないですが、大事にしたいなら持ち歩きたいですね。
一番下にあるのでめくられ難い、指がよく引っかかるということで、こういったリフィルはボロボロになりがちです。リフィルの縁にマスキングテープを貼って補強します。それでまた見返すことが増えます。
ライフログやプロジェクトリフィルが増えると、挟みきれなくて追い出されます。新陳代謝ということで許していただきたい。
追い出されたリフィルたちは保管用バインダーへ
プロジェクトは完了した日のライフログのところに移動します。これで時系列でまとまります。ゴール(期限)があるからプロジェクトなのです。だから遅くとも12月31日か3月31日を機に入れ替えるようにします。
上述した通り、リファレンスリフィルも見ることが減ったら、その日のライフログに移動させます。
こうしてライフログノートはどんどん増えてくるので取り出さなくてはいけません。
システム手帳よりも安い保管用バインダーを用意してそこに入れていきます。その年にもよるのですが、年間で3冊くらいになります。
マンスリーリフィルとウィークリーの教師手帳は1年間ずっと手帳にはさんでいますので追い出されることはありません。
目下の悩みは、この保管用バインダーがどんどん本棚を占拠していっていることです。世界に1冊の自分史なので、ドキュメントスキャナで取り込んだとしても、なかなか捨てられずにいます。
書くことは植えること
日々パラパラとめくったとき、マンスリーリフィルにタイトルを転記するとき、保管バインダーへ移すときなど、見返すようにします。そして気づいたことがあったらまた追記します。
何でも書きます。書かないこともあるし、書けないこともありますが、書いておいたほうがいいです。書けばなにかが生まれる可能性がでます。
手帳を書くのは、種を撒くのに似ています。芽が出るかどうかはその後の「振り返り」しだいです。まずは植えるのです。








