前回、14年も使い続けたEvernoteからの卒業をしました。機能向上とサブスク価格に納得がいかなくなったからです。
「Evernoteやめます」という方々のブログやnoteを見ながら、そういった方々の記事を読みながら、では自分は次どうしようと迷いました。
最終的に「UpNote」に決めたのですが、それまでの経緯や思ったところを書き留めておきます。(なんでもメモするを実践)
OneNoteはやっぱり合わない。
まず挙がったのは「OneNote」です。
昔からEvernoteと比較されることが多いですね。
- マイクロソフト製なのでおそらくサービスがなくなることはない。
- マイクロソフトOfficeとの親和性が高い。
- 画像でもPDF でも何でも貼れる。
- それなのに無料で使える。
いいことづくめのようですが、私が気になった点をいくつか。
容量の制限があって料金が高い
まずは容量の制限。クラウドで使えるのは、無料アカウントでは保存先のOneDriveは5GBまでです。サブスクで年2440円で100GBに、年21300円で1TBまで増やせますが、毎年の支払いは嫌ですね。
他のOfficeは買い切り派なので、むしろ、ときどきパソコンの起動時に出てくる「Office365への勧誘」がウザイです。いいから、はやくパソコン立ち上げてくれ。と思っています。
ローカルのフォルダが見える
そしてノートがクラウドだけではなくローカルにも保存されます。オフラインでも使えるということなんでしょうけど、残念ながらそれもウザイです。
デスクトップパソコンとノートパソコンとスマホといちいちローカルにファイルができて、モバイルHDDにもバックアップしたりすると、さてどれが最新版ですか?同期し終わりましたか?確信が持てないので不安になります。
クラウドだけならクラウドだけでやりきってほしい。それよりも、ノートが入ったフォルダが見えやすいところにできてしまうのがいけないのかもしれません。
EvernoteやGoogleDriveもローカルにもあるらしいのですが、普段は見えませんからね。見えるから気になるのかな。Microsoft純正なのに、WindowsがOneNoteに侵食されている、汚染されている感じを受けます。
ノートの使い心地が合わない
さらには、OneNoteの自由なノートという使い心地ですね。横にも広げることができるというのは良いことのようですが、私には使いづらい。横にスクロールしたくない(横スクロールマウス使っているけど)。
情報は縦に並んでくれていたらいいです。横に見渡せるくらいワイドなディスプレイは持ってないんです。また、文章や図や表などは独立したコンテンツとして、ノートに貼っていく感覚です。Wordで言えばぜんぶテキストボックスで移動させる感じです。さっと書きたいとき、続けて書きたいときに、なんか使いづらいのです。
ノートアプリはメモやアイデアや資料の置き場所です。付箋を貼りかえるように位置をずらせるのは構いませんが、そこで何か成果物を仕上げようとは思いません。WordやPowerPointへの橋渡しをしてくれれば十分なのです。
Surfaceとかの大画面タブレットだと広いノートとして使いやすいのですかね~?
そんなわけで、OneNoteはこれまでもEvernoteからの乗り換えを検討するたびに試してきましたが、今回もダメでした。もったいないけど感覚に合わないものは仕方ない。
Notionは調べただけで。
Notionは「Evernoteから乗り換えました」という人が多いので検討しました。
いろいろ調べていくうちに、インストールする前に止めました。
Notionはデータベースやリストを作っていくイメージです。仕事の進捗管理ややりたいことリストなどを作りやすいのかなと思います。あとは、他の人との共同作業にも有効そうだと読み取りました。
私もEvernoteにやりたいことリストなどを作っています。それに関する情報を蓄えたり、進捗を記録しています。しかし、データベースが必要か?というと、そこは求めていません。
youtubeとかnoteを見ていると、使えるようになるまで、環境構築するのも大変そうです。そんなわけで、調べているうちに失墜しました。
Obsidianはしばらく試しましたが。
つぎに気になったのがObsidianです。こちらも「Evernoteから乗り換えました」という人が多くいます。
基本的にデータをローカルで保存するので、データ消失のリスクが小さいと思いました。さらに調べると、Googleドライブなどに保存すればクラウド上でも運用できることが分かりました。
なかなか良さそうだと思って使ってみました。Evernoteからのノートの移行や、GoogleDriveでのクラウド化、[[ ]]でくくってリンクも張ってみました。そして、最終的にはやめました。
ツェッテルカステンはやっぱり「手動」
Obsidianはツェッテルカステンを使ったノートの関連付けができそうだということで期待していました。HTMLの簡易版であるマークダウン方式で記入することができ、簡単にノートの関連付けができることも面白そうでした。
前回書いたように、ツェッテルカステンが自動または簡単にできないことが、Evernoteを辞める理由の一つなので、その期待が大きすぎたのかもしれません。
いろいろなサイトで紹介されているように、ノートとノートが繋がってどんどん複雑になって、脳のネットワークを見るようでGraphicViewがカッコよく思えました。
たしかにカッコで括るだけでツェッテルカステンができるようですが、結局、ノートとノートをつなげるのは自分次第です。私としてはAIによって自動的にノートが繋がっていくことを期待していたのです。(結局は手動か)と思ってしまいました。
Obsidianは第1の脳の可視化
また、使うまではGraphicViewの見た目がカッコいいなと思っていましたけど、いざ自分のノートが繋がっているのを見ると、その雑然とした感じが気に入りませんでした。
ノートとノートが有機的に繋がっているように見えて、そこから何かが生まれるのかもしれませんが、残念ながら自分には合いませんでした。
ノートは整然と美しいものであって、自分のぐちゃぐちゃとした頭の中を再現して欲しいわけではないのです。私としては、あくまでも、自分とは違う「第2の脳」として働いてくれるものを期待しているのです。
プラグイン次第かもしれない
Obsidianはユーザーが開発したプラグインによって様々な機能が追加できます。なかには生成AIを導入できるものもあります。テーマを変えて見た目を変えることもできます。プラグインを探し続ければ、私がやりたかったことは全てできるかもしれません。
うーん…もうちょっと粘れば良かったのかな~。
UpNoteに落ち着きました
象の楽園から放浪し、有名どころが自分にはなじまないということで、ちょっと凹んでいました。
調べていくなかで、昔から言われているものも当然検討しました。あまり有名ではない(失礼な)ノートアプリもたくさん見つけました。
そんな中で目に止まったのが、UpNoteでした。
見た目的にはEvernoteと大して変わりません。Evernoteの劣化版みたいな言い方もされているようです。
Evernoteと同じ3ペイン構造で、ノートブックからノートを選んでどんどん書き込んでいくようになります。慣れたインターフェースです。
EvernoteとUpNoteとの違い
Evernoteはノートブックの下に階層が一つ(スタック)しか作れないのに対して 、UpNoteは何階層でも作れます。パソコンと同じように階層管理できるのはいいですね。
ノートに入れられるPDFや画像のサイズが違います。Evernoteは200MBなのに対して、UpNoteは20MBまでです。あまり大きなファイルは添付できません。残念です。
起動や読み込みなどのスピードを犠牲にしないためということですが、そこはパソコンやネットワークの性能次第な気もします。確かに起動は爆速です。
アップロードは無限!?
UpNoteは有料版には2通りあって、サブスク版は月100円、今は値上がりして月300円。プレミアム(買切)版は4500円。そしてアップロード容量はいくらでもデータを保存して良いということになっています。ただし、スピードを犠牲にしないために推奨されるのは2万ノートまでのようです。すごくないですか?
これまでEvernoteを使ってきて、ノートの数は1万1000ノートになっていましたので、全てのノートを移動させたとしても全部収まる(スピードを犠牲にしない)ことになります。心配しなくていいのかもしれません。
AIを期待するのをやめれば最善の選択
Obsidianで覚えたマークダウン方式が使えるというのも、面白そうだなと思えたところです。
開発は遅いようですので、EvernoteやNotionのように、今後、AIを搭載することはないかもしれません。
しかし、買い切りでここまでEvernoteと同じような使い方ができるのならば、Evernoteに期待を裏切られたAIが搭載されてなくても問題ないのではないかと思いました。
搭載されていない、搭載される見込みがないということならば、初めからChatGPTやNotebookLM に併用するという考えを持てばいいのです。思わせぶりなEvernoteへの不安やイライラを感じるようなこともないはずです。
値上げは心配だけど引っ越します
ネットで話が上がっているように、いつまでこの価格でクラウド使い放題にしていけるのかという疑問はわきます。いつかビジネスモデルが変わって、課金方法が変わったとしても、その価格次第では続けて使っていけるだろうと思いました。
というわけで、Evernoteからの引越しの先は、UpNoteということになりました。めでたしめでたし。
旅の終わりに
ここまで紹介したアプリはどれも素晴らしいものです。それぞれの使用目的や、感覚に合うのであれば最高の相棒となるアプリだと思います。私の場合は、それがたまたまUpNoteだったということです。
もしかしたら、いつかはOneNoteやObsidianやNotionを使っていくことがあるかもしれません。はたまた、Evernoteに戻るなんてことがあるかもしれないです。
いずれにせよ、今はまず、Evernoteからの移行を完了させたいと思います。


