みなさんは本はどのくらい読んでいますか?
わたしは初任のときに、教育長の訓示のなかで「たくさん本を読んでください。給料の10%は自分に投資しましょう。1冊3000円として、月に10冊くらいは読めると思います。読んでいる人は手を挙げてください。」と言われました。
もちろん手は挙げられませんでした。自己投資は大事だと思っていますが、(そんなに読めないよ~)と反発しながらも、悔しかった覚えがあります。

うーむ、どうしたらそんなにたくさん本が読めるのか?
たくさん本を読むためにはどうしたらいいのか?と考えていたときに思いついたのが、オーディオブックでした。
今はオーディオブックサービスがいろいろ出ていますが、大手で、老舗で安心感があるという点で、Amazonの「Audible」とかオトバンク「audiobook.jp」がやはりおすすめです。


聴覚優位じゃなくても、聞いていれば聴覚優位になれる
わたしは言語感覚優位です。聴覚優位ではないので、オーディオブックは合わないかなと思っていました。
しかし、そんなことはありません。優位感覚というのは変わっていきます。鍛えることができます。それはある意味成長です。
聴覚優位でなくても、それを自覚しつつ、オーディオブックを聞き流していくうちに、聴覚優位になれます。
オーディオブックの利点は、繰り返し聞くことができる点です。

言語感覚優位がオーディオブック生活をするには?
わたしは1冊のオーディオブックを少なくとも3回は聴いています。
1回目は聞き流して全体像を把握します。2回目は頭の中で構造化しながら聞きます。3回目は要点はどこかを探しながら聞きます。
そして、その要点を見つけるたびにメモを取るようにしています。
このように、言語感覚優位好みの仕組化をすることで、聴覚優位でなくてもオーディオブックを生活に取り入れることができています。
実際には、学校の仕事と両立するために、通勤時間を有効活用することにします。
車の運転中に聞きながら、車を降りたときにスマホでその要点をメモするようにしています。
そのため、3回目といいながら何回もリピートして聴いている箇所もあります。
合計すると、収録時間の5倍くらいかかって1冊を読み終えています。
月に10冊はまだ無理ですが、そこに1冊、2冊加えることはできています。
こんなオーディオブックを聴いています
こんど、ICTに関する教育研究を発表することになっています。しかも発表時間が30分、質問が15分もあります。
大規模校で何百人もの子どもを相手に話した経験はあります。でも大人相手のプレゼンは未熟です。
プレゼンのトレーニングが必要だと感たので、自己研修に取り組むことにしました。

「Audiobook.jp」(むかしは「FeBe」といいました)の会員(月額\1,330)にもなって、ずっと良書を探していました。気になって聴いたのはつぎの3冊でした。
10年ほど前の本です。これまで何十冊も購入しましたが、今のところサービス名は変わっても、利用できなくなるということはないのが大手の安心感ですね。
『スティーブ・ジョブズのプレゼン技術を学ぶ本』 キムキョンテ 著
ICTで、しかもiPadを中心とした発表なので、スティーブ・ジョブズのプレゼンについて学んでみることにしました。
『なぜあの人の話に納得してしまうのか 説得力を磨く52のヒント』 中谷彰宏 著
中谷さんの、こういうTips的な本は聴きやすいだろうと思います。
『心の動きが手にとるようにわかるNLP理論』 千葉英介著
これはマジメに勉強したい分野です。ICTと優位感覚の関係を考えているうちに、ハマってきました。NLP(神経言語プログラミング)は今まで勉強してきたカウンセリング、コーチングの集大成として、学ぶ価値があるように思います。