
あーぁ・・・自信なくしちゃうなー

ちゃっちゃらー。エクセレント・サークル~♪

ドラえもんですか?あいかわらず、モノマネが下手ですね。
それで、エクセレント・サークルって何ですか?

自信なくすわー(てれれれってれー、だったかな?)
先生方は、生徒の前に立つとき、いつでも自信満々で立つことができますか?
わたしはときどき自信を失って、生徒の前に立つのが怖いことがありました。
上司(校長や主任)から指導を受けた後や、保護者からクレームが入った後に教室に行って、短学活で話をするときなどです。
自分にがっかりしているので、生徒にも自信をもって話をすることができないのです。
そんなとき、NLPには「エクセレント・サークル」という技法があります。どんなものなのか紹介します。生徒にも教えてあげると、緊張する場面で役に立つと思います。
教卓の立ち位置で自分の状態がわかる
朝や帰りの短学活で、生徒に向かって話をするときを想起してください。
みなさんはどこに立って話をしていますか?
あるとき、わたしは教卓に対する立ち位置のちがいで、自分の状態がわかるようになりました。
教卓の前に立って、生徒に話すことがあります。
自分の気分の調子がいいとき、生徒に自分の思いを伝えたいとき、面白い話をしたいときなど、ポジティブなときでした。
逆に、教卓の後ろに立って、教卓に手を付きながら話すこともあります。
こういうときは自信がない、体調がすぐれない、話に迷いがあるときなど、ネガティブなときでした。
ちなみにポジティブでもネガティブでもない、ニュートラルなときは、教卓の横に立っていました。
心の弱みは足に出るので、足を隠したいと思うようです。無意識のうちに教卓の後ろに立つことで、足元を見られないようにしていました。
自信があるときにはどこから見られても大丈夫なので、教卓のまえに出て、身振り手振りも交えて話しているのです。
このことは自信のバロメーターにもなっていて、ふだんは教卓の横、自信がない時は教卓の後ろというように変わっていきます。
自然と教卓の後ろに立ってしまったときには、何か自分のなかに不安要素がないかを振り返るようにしています。
みなさんにも、こういう心のバロメーターのようなものがあると思います。
エクセレント・サークルとはどんな技法か?
エクセレント・サークルとは、自分が自信満々で最高のパフォーマンスを発揮している状態をいつでも呼び起こせるようにするテクニックです。
自分に自信が持てないとき、そこを敢えて挑戦するくらいの気持ちが残っているなら、この「エクセレント・サークル」をちょっと試してみましょう。
つぎのように練習をしてテクニックとして身につけることができます。
エクセレント・サークルの練習方法
エクセレント・サークルのやり方を紹介します。練習してみましょう。
- 自分がこれまでで1番自信満々だったときのことを思い出します。
- 自分の目の前の床に、フラフープぐらいのサークルを想像します。
- 自信満々な自分を想像したまま、そのサークルの中に立ちます。
- そのサークルの中で自信満々に振る舞っている自分を想像します。
- サークルから出て、深呼吸をしてリセットします。
- 再びサークルに入って自信満々の自分を想像します。
- 5・6を繰り返し、すぐに自信満々になれるようにします。
- 仕上げとして、そのサークルを持ち上げて小さく折りたたんで
ポケットに仕舞うことを想像します。
このようにして何度か行ううちに、すぐにそのサークルをとり出して、サークルの中に立つことで、自分を自信に満ちた状態へ取り戻すことができるようになります。
自信満々とはリソースフルな状態のこと
1.の「自信満々だったとき」とは、部活で活躍したこと、TVゲームで勝ったこと、テストでいい点数が取れたこと、親や周りにほめられたこと、ダイエットに成功したこと、貯金を目標額まで貯めたこと、料理をほめられたことなど、いろいろとあると思います。
些細なことで構いません。「これまでで1番」なので、自分はまだまだだと思っている人でも、その中でもこれが1番と思えるものを利用しましょう。
そのような体験を、ビジュアルだけでなく、音やにおい、手触りや温度、心拍の速さ、気分や心の声まで、できるだけ詳しく思い出してみましょう。
そういった自分を想像すると、ついついほおが緩んで笑顔になるはずです。そういうベストな状態を「リソースフル」な状態と呼んでいます。いつでもその状態になれるようにするのが「エクセレント・サークル」です。
サークルの形状は使いやすいものに
2.ではフラフープとしていますが、あくまでも想像上のものです。人によってその大きさや形は変えていいと思います。
野球で自信をつけてきた人はバッターボックスの形がいいでしょうし、スポットライトを浴びた経験をもとにするなら頭上に輪っかを描いてもいいでしょう。ドアのようにくぐる形でもいいと思います。
自分の経験をもとに、自分でいい形のものを決めてください。
8.ではポケットにしまうと言っていますが、これも胸ポケットやズボンのポケット、おしりのポケットでも構いません。
このポケットに入れるイメージのおかげで、いつでも「とり出す」ことができるようになるからです。イメージがないと、このサークルをどこかに置いて行ってしまうことになります。
想像上のものとはいえ、自分のよく着る服にあるポケットにしまうイメージをつくるといいと思います。わたしはYシャツのポケットに入っています。
エクセレント・サークルに立って自信を取り戻す
エクセレント・サークルはいつでも取り出して使える、自信のスイッチです。
不安・緊張におそわれたらサークルに立つ
わたしの場合、なにかのきっかけで生徒と本気で向き合えないとき、自分に自信が持てないときは、そのサークルをイメージして教卓の前に置きます。そして、1歩踏み出してその中に立ちます。
わたしにとって、教卓の前は自分の本気さ、自信をもてる場ですから、これで自信満々の自分を取り戻せます。
教室でなくても、全校生徒の前で話すとき、講演会で壇上で話すとき、こういう緊張や不安に襲われるときには、エクセレント・サークルを胸ポケットから出して、そこに立ちます。
これで、調子が良かったときの自信に満ちた自分を取り戻し、緊張や不安を抑えながら話し始めることができます。
エクセレント・サークルは一種の自己暗示ですが、怪しいものではありません。
自己暗示とはいえ、そういう自信をつけてきたのは、まじない師ではなくあくまでも「自分」です。
自分で自分のことを思いだしているだけです。
エクセレント・サークルは「場所」へのアンカリングです
エクセレント・サークルはNLPの「アンカリング」という技法の応用です。
アンカリングが「身体」にスイッチを組み込むように、エクセレント・サークルは「場所」というスイッチをつくる方法です。
みなさんにとって自信に満ちあふれた場所はどこでしょうか。それぞれに違うと思います。
教室のなかでも違うと思います。わたしのように教卓の前に立つこと。黒板の右に立つこと、教室の入り口に立つこと。かもしれません。
人によっては、場所ではなく、物や行為かもしれません。ピアノの椅子に座ること。白衣を着ること、エプロンを着ること。チョークを持つこと、カメラを持つこと。
たとえば、野球のイチロー選手がバットを高く回してまっすぐに立て、左手を右肩に添える動作。ラグビーの吾郎丸選手のおがみポーズ。
「パフォーマンスルーティン」と言われるこれらの動作も、アンカリングやエクセレント・サークルを使用したパフォーマンス最大化の方法と言えます。
そういった自信のスイッチを持っていることは、仕事の上でも生きていくうえでも、役に立つことです。
生徒がパフォーマンスを発揮できるように
これを生徒にも伝えていきます。自信満々になれる場所、物、行為を考えさせておくのです。それは、これからの生きる力にもつながっていきます。
生徒が不安・緊張する場面といえば、部活動の試合本番やテストや入試のときでしょう。
そのようなとき、自分のポジション(立ち位置)にエクセレント・サークルを置きます。イスの周りにサークルを置きます。そこに立てば、座れば、自分の自信を取り戻すことができます。
まとめ:エクセレント・サークルは自信のスイッチ
以上、NLPの「エクセレント・サークル」という技法を紹介しました。
エクセレント・サークルはアンカリングの一種ですが、リソースフルな状態になるスイッチはいくつあっても困りません。
ぜひ、自分自身のエクセレント・サークルをつくって、ポケットにしまっておいてください。


