「アンガーマネジメント」という言葉は、だいぶ知られていますね。

よく聞きますね。本も読みましたよ。
1970年代のアメリカで、心理トレーニングとして開発されたものだそうです。

すでに50年も前からあったんですね。
アンガーマネジメントは、教師なら身につけておきたい技術です。それは自分のためでもあり、生徒のためでもあります。
自分の感情をコントロールして、冷静な言動に切り替えることは大切です。また、怒りをコントロールするのが苦手な生徒に助言してあげることもできます。
この記事では、アンガーマネジメントについてまとめておきます。
怒りをコントロールする目的は?
「アンガーマネジメント」は「怒らない」ことではありません。
「怒りをコントロールする」ことです。
怒りはエネルギーになりますが、それを破壊的・否定的な負のエネルギーにするのではなく、生産的・肯定的な正のエネルギーとして利用することです。
怒りがコントロールできないと、
- 本人や周りのストレスが溜まる。
- 人間関係、職場環境が悪くなる。
- コミュニケーションが滞り、生産性が下がる。

いいことありませんね。

せめて職員室は風通し良くしたいです。
アンガーマネジメントを身に着けて、怒りをコントロールして、相手に効率的に不満や要求を伝えられるようになりましょう。
怒りがわいてきたときの対処法
突発的に怒りそうになったときの対処法について、5つ紹介します。
6秒ルール
怒りの感情は6秒でピークを過ぎていきます。なんとか頭の中で6秒数えて、感情が収まるのを待ちましょう。

6秒って長いような短いような時間ですね。

たぶん、これができたら一番いいのでしょうね。
それがなかなかできないんですよね~。
その場を離れる
その場から離れて、怒りの対象を視界の中からはずすことで、冷静さを取り戻します。
生徒同士のケンカのときには、当事者を別々の部屋へと連れていきますね。

相手がいるのに、矛を収めるのは難しいでしょう。
怒りを点数化する
今の怒りが、10点満点のうち何点かに意識を向けるようにします。点数化することで、それだけ自分を客観的に見れているといえます。
深呼吸する
意識的に深呼吸します。深くゆっくり呼吸すると、副交感神経が働き、感情が落ち着いてくるそうです。

わたしはこれですね。生徒にわからないように、
ゆーっくり深呼吸しています。
他のことを考える
持っている赤ペンとか、壁に貼ってある掲示物など、近くにあるものに意識を向けます。
ペットの名前や、好きなアニメのことなど、関係のないものを唱えることで、そちらに注意を向けるのも手です。
怒りへの対処法まとめ
アンガーマネジメントの具体的な方法を5つ紹介しました。
怒りへの対処法
- 6秒ルール
- その場を離れる
- 怒りを点数化する
- 深呼吸する
- 他のことを考える
他にもあると思うので、また追記していきます。
怒りをコントロールして、プラスのエネルギーとして生かしていきましょう。