【中3】ミミズは消費者じゃなかったか?いつから分解者なのか?

 理科の工夫・改善

ミミズはいつから分解者なのか?

食物連鎖の学習の流れで、分解者の働きを学びます。

生産者と消費者は特に変わっていません。

生産者:無機物から有機物をつくる生物

消費者:食物から有機物を取り入れる生物

  

分解者とは菌類・細菌類のことですが、平成24年度以降の新しい教科書になってからミミズなどの消費者も分解者に分類されることになりました。

生産者(植物)・消費者(動物)・分解者(菌類・細菌類)という明確が区別がありましたが、分解者は消費者のなかに含まれることになり、ややこしくなってしまったように思います。

分解者の定義が変わった

分解者の定義が次のように変わりました。

分解者:生物の死骸や排出物に含まれる有機物を無機物などに分解している生物

  

分解者:消費者のうち、生物の死骸や排出物に含まれる有機物を取り入れている生物

分解者は、消費者のなかに含まれます。そして生物の死がいや排出物を食べます。しかし、無機物に分解していなくてもいいのです。

つまり、分解者は死がいを食べる生物ということです。

このように定義が変わったため、落ち葉などを食べてフンをしているミミズは、分解者になってしまいました。別に食べ物が変わったわけではないのに、人間の考えが変わった都合で変えられたのですね。

二界説、三界説、四界説、五界説あたりを知識として知っておくといいと思います。