喫煙者の配慮を願うサードハンドスモーク

 教育用語

たばこを吸う先生はこの20年でかなり減りましたね。

「むかしは~・・・」なんていう思い出話をする先生方さえも減りました。

まぁゼロではないので、学校現場ではまだ喫煙についてのモラルやマナーを必要としています。

  

以前は、喫煙者の健康問題だけでなく、副流煙による受動喫煙が問題視されていました。これらは喫煙場所を定めることで分煙が進みました。

外だったらいいでしょうと歩きタバコをする人もいましたが、子どもの顔の高さに火がくるので火傷の危険が有ると話題になって、ますます肩身が狭くなっていったように思います。

わたしはもともと吸わないのですが、最近「サードハンドスモーク」という言葉を聞きましたので、調べてみました。

「サードハンドスモーク(三次喫煙)」

サードハンドスモークは、三次喫煙、残留受動喫煙とも言われます。

タバコ由来の有害物質が壁や床、家具や髪の毛に付着することで、喫煙者以外の身体にも影響を及ぼすことです。

タバコを吸った後に残っている有害物質を吸い込んでしまうため、見えないし、気付きにくいという特徴があります。

特に、ニコチンは大気中の成分と反応して発がん性物質を生成するため、乳幼児への影響が懸念されています。

  

タバコを吸わない人、普段まわりに喫煙者がいない人にとっては、タバコを吸った人がいるとニオイで敏感に分かりますよね。その喫煙者がいなくなっても吸ってたなと分かります。

喫煙者は慣れていて感じないのだと思いますが、非喫煙者にとってはすごく分かるんですよね。

ニオイで分かるということは、鼻から有害物質を吸い込んでいるということです。

どれぐらいでニオイ(有害物質)が抜けていくのか調べてみると、喫煙後45分は室内に入らないと書かれているものが多いようです。

ただ、わたしは自分の部屋で、友達が1本吸ったために、数か月にわたって頭痛に悩まされるハメになりました。

エレベーターのような密室はもちろん、座っていたソファーや近くのカーテンでも分かります。脱臭剤、消臭剤でなくなるものではありません。それぐらいしつこいのです。

喫煙を全否定することはしませんが、少なくともわたしの周りにはいないでほしいなと思っています。