もうすぐ夏休みも終わりですね。終わってしまうと早いものです。
昨年度とちがって、今年度は夏季休業がしっかりとあったのではないでしょうか。
さて、夏休みの終わりに、先生方にやっておいてほしいことが大きく3つあります。

かに先生、夏休みももうすぐ終わりですね。
何かやっておくことありますか?

新学期がはじまる前に、教室の掃除をササッと。

それなら、午前中にやりましたよ。
念のため子ども達の机もアルコールで拭きました。

ありがとう。じゃあもう一回校舎のなか歩いてこようかな。

私もついてっていいですか?
その1 教室のそうじのついでに黒板や掲示物も確かめる
夏休みの終わりに、先生方は教室のそうじをすると思います。
どれぐらい念入りに行うかは、先生によって、もしくは教室によって異なるでしょう。
いまは新型コロナウイルス感染症のこともあるので、消毒までしておくと安心ですね。
それ以外にも、見ていただきたいところがあります。
夏休みになぜか汚れる黒板。もう一度ふいておきましょう。
吹奏楽部や合唱部などの文化部はもちろんのこと、運動部の生徒が使うこともあります。
リモートの研修も増えましたが、先生方の研究会や研修で教室を使われることもあります。
1学期の終業式の日にきれいに消したはずなのに…。
仕方ありません。2学期始業式のメッセージを書く前にきれいにしておきましょう。
教室を使うときには、ひとこと言ってほしいものです。

すみませーん、使ったのわたしでーす。
暑さで粘着力が弱ってしまう掲示物。もう一度貼り直しましょう。
これもあるあるですね。両面テープで貼った掲示物が、はがれて床に落ちていないか確かめましょう。
もう一度両面テープで貼り直すか、あきらめて画鋲を使うか。
いずれにしてもやっておかないわけにはいきません。

ふー、教室はこれでバッチリですね。
ほんとは画鋲は嫌いなんですが、仕方ないですね。
その2 トイレに行ってコンセントと水を確かめる
夏休み中のトイレは、文化部がない学校だとめったに使われません。
そこで、念のためトイレを見に行くようにしましょう。
トイレットペーパーを補充したり、匂いがこもっていたら換気をしたりします。
さらに次の2つ。日番の先生が巡視のときにやっていてくれるといいのですが、なかなかここまでやる先生はいません。
洋式トイレのコンセントを差します。
1学期終業式のあと、トイレのコンセントは抜きましたか?
子供が使う予定がないのならば、節電と火災防止のために抜いておくといいです。
冷たくて驚くときもありますから、暖房便座のコンセントを差しておきます。
まだまだ暑いですから、温度設定は低くていいと思います。

女子トイレは私がやっておきました。
和式トイレの水を流してみます。
和式トイレの水は流れますか?
学校の貯水タンクがどこにあるのかなども影響してくると思いますが、試しに流してみてください。
長いこと使っていないと、和式トイレの水は流れにくくなります。
しばらくレバーを押し下げていると、やがて水が上がってくるのが分かります。
トイレタンクのある洋式でも、念のため一度はレバーを下げてみましょう。

最初にトイレを使った子供があせらずに済みますね。
その3 廊下や階段、空き教室をのぞいて確かめる
2階3階の廊下や階段、空き教室といった、夏休み中にあまり人が出入りしていなかった場所を念のため見ておきましょう。
何を見るのかといえば、虫の死がいとクモの巣です。
人が通らなければ、あるいは人が使っていなければ、そこには虫が入ってきます。クモも来ます。
2学期はじまってから、子ども達が登校してきてあちこちから悲鳴があがらないように、虫の死がいやクモの巣は除去しましょう。
日番の先生も、戸締まりは見ても虫は見ないでしょう。

虫にもクモにも罪はないのですが。。。
まとめ 夏休みの終わりにする3つのこと
夏休みが終わるに当たって、学校のなかを歩いて確かめることは次の3つです。
管理職(教頭職)であればもちろんのこと、教員としてみてほしいところを3つ挙げてみました。
できれば日番の先生の巡視のなかで見てもらえればいいのですが、ここに書いたようなことを徹底するのは難しいことかと思います。
夏休みもまもなくラスト、ぜひ校内をひととおり歩いて見てほしいと思います。

2学期もよろしくお願いします。