初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。
指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。
このブログでは、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。
少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。
「学校における生徒指導体制」へのコメント
いわゆる報連相(報告・連絡・相談)が大事です。一人で抱え込むのは、残念ながら、先生も生徒も保護者も、誰も得しません。みんなで共有してこそ、乗り越えられるのです。
価値観が多様化してきて、先生方の中にもブレはあります。そこを擦り合わせていくためにも、労を惜しまず話し合うこと、決めること、決まったことに従うことが大切です。
そういった変化に対応することを、成長といいます。モデリングとして、生徒に示したいところです。
生徒指導のゼロ地点。予防として、生徒と一緒にいる先生でいてください。
コメントの背景
最後の一行について、詳しく書いておきます。
若かりし頃、学級担任を持たなかった年は、昼休みに外で生徒と遊んでいました。サッカーやバレーをしていました。体育館でバスケをしていたときもありました。
その結果、学級担任をやっていても、ときどきは生徒と遊ぶようにしました。サッカー部の生徒にサッカーを教えてもらったり、女子とバレーボールのパス回しをして遊んだりしました。
小学校に異動になったときは、鬼ごっこ(逃走中)に興じていました。遊んでいたのか遊んでもらっていたのか分かりませんが…。
いずれにせよ、生徒と一緒に遊ぶことが、生徒に悪さをさせない手っ取り早い方法です。
もちろん、体を動かす遊びだけではありません。黒板に絵を描いたり、ゲームの話を聞いたり、K-POPのダンスを教えてもらったりしました。
「興味がない」と言ってしまったらおしまいです。生徒にしてみれば、先生の授業にはもっと興味がありません。人が新しいことに興味を持つためにはどうしたらいいのでしょうか?人はどうして新しいことに興味を持つのでしょうか?そんなことを自問した時もありました。
アドラー心理学の基本スキル、「勇気づけ」の具体的な方法は「感謝」と「尊敬」です。
生徒を尊敬するとはどういうことでしょうか。「わーすごい」「へー大したもんだ」と言っていればいいのではありません。それは、ややもすると上下関係を生み出す「評価」につながります。
尊敬とは「相手の関心事に関心を示す」ことです。「へー面白そうだね」「わー楽しそう」と言って入っていくのです。どんなことに興味があるのか、相手のことを大切に思うのなら、その興味の対象も大切にできるはずです。


