初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。
指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。
この記事では、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。
少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。
「長期休業前の生徒指導」へのコメント
一度に言われても生徒には入っていきません。何回かに分けて繰り返し話していってください。生徒の一声で、つまづく生徒が減ることを願っています。
学習のこと、生活のこと、部活動のこと、進路のこと、計画の立て方、宿題や成果テストのこと、心配のあまり話したいことは後から後から湧いてくるものです。
なにをどれだけ話すのか、一ヶ月ほど前から検討しておくようにしましょう。全校集会、学年集会で、各先生方が話す内容もメモして、自分の話に反映させるようにしましょう。
コメントの意図を解説します
6月下旬には夏休みの話が増えてくると思います。子どもたちの遊びの話はもちろん、先生方が心配する話も増えます。
かつて生徒指導といえば遊興地での生徒指導などが多かったでしょうが、今はSNSのトラブルや、自転車等の事故、昼夜逆転などの生活の心配も増えてきたように思います。
生徒の価値観が多様化しています。子供の生活が多様になりました。もっとちゃんと言えば、家での勉強、学校での部活動で一日が終わる生徒は減りました。常にスマホやパソコンでの、SNS、ネット動画があります。駅前の塾に行く生徒もいます。ダンスやスイミングなどのクラブに行く生徒もいます。数が減ったとはいえ、だからこそ密度が高まるゲームセンターへ出かける子もいます。
保護者もそうです。共働きで家にいない時間が長いです。ワンオペの家庭も増えています。そのため、ゲーム依存やSNS依存による昼夜逆転のきっかけをつかめない生徒もいます。なかなか保護者の教育力を求めることはできません。
事前の指導内容が増え続けています。自分の学級にいる生徒の実態を把握しましょう。
全体に話すべきことは数週間にわたって、少しずつ話をしていきます。具体的に、先生の失敗談で笑いを取りつつ、先生の願いを伝えていきます。
個別に心配な生徒は、タイミングを見て、アイメッセージで話していきます。具体的に心配していること、対応方法、連絡方法を話します。休み中でも顔を合わせる、話をする機会をもてるといいですね。部活動や、夕方の電話とか、約束しておきます。
トラブルを回避し、困難を克服し、生徒が成長して学校へ戻ってくることを信じていきます。

手を放しても目は離さず、目は離しても心は離さず。


