【野球】初めての練習試合

 部活動顧問として

今年度から野球部を見るようになって、初めての練習試合でした。

ダブルヘッダー(同じ相手と2試合)やって、1試合目は4-0で勝ち、2試合目は5-4で逆転勝ちしました。

練習ではなかなか見えないことも、実際に試合をやってみると分かってきます。去年までのスコアブックを見ずに、今までの様子を見て守備も打順も決めました。

まず、打撃力。長打力のある生徒、器用にバントを決められる生徒がいます。ただ、全体的に決定力が足りません。半分は気持ちの問題です。

次に、走力。走れる生徒が多いことが分かりました。ただ、足が速いというだけで、盗塁やリードの技術はまだまだです。教えていかないといけません。

そして守備力。部員数が13名ですから、誰もワガママ言えません。少ない人数で配置をしていかないといけません。それでも2試合の中で、ごちゃごちゃと動かしてみて最適解が分かってきました。

最後に生徒に聞いてみました。
「勝って今日の試合に満足しましたか?」

「いや、まだです。まだもっとできます。」

「そう。勝って嬉しいのは当たり前。でももっと嬉しいのは、自分たちがやりたい野球をやって勝ったときなんだ。だから自分たちがどんな野球をやりたいのかどんどん具体的にイメージしていくこと。どんなバッティングをしたいのか、どんなプレイをしたいのか、どんな声を掛け合ったら楽しいのか。それを練習を通しながらみんなで共有していく。おしゃべりして互いのことを理解しあっていくことが大事だよ。次はもっともっと満足する野球をやろう。君たちならできる。」

こんな感じの話をして一日を終わりました。教室でも部活でも、言っていること、やっていることは同じですね。