「教師手帳」をアップしました。プリントする手間はありますが、PDFで提供するよりも、カスタマイズ可能なExcel形式にしましたので、試しに見てみてください。
ここでは「教師手帳」の中身をご覧いただきながら、各欄の使い方についてご説明いたします。一人でも多くの方に気に入っていただければ幸いです。
まずは型にはまって使っていただきながら、ご自分に合った使い方を見つけていくのがいいと思います。手書きで工夫する部分もあるでしょうし、Excelデータをカスタマイズをしていくのもいいと思います。
「教師手帳」週間バーチカルの使い方
上図の令和2年4月27日(月)の週の記入例をもとに、「教師手帳」のバーチカル部分の使い方を説明していきます。
下の図が記入したものです。説明の都合上、手書き文字ではなくパソコン上で書いたものにしますが、手書きでも十分なスペースは取ってあるつもりです。
これを下のA~Fの場所ごとに説明していきます。
A:時間割レイアウト
教師手帳の基本レイアウトは「時間割+週間バーチカル」です。
月曜~金曜は時間割どおりに記入していただければいいと思います。
小学校であれば授業科目と内容、中学校であればクラスと内容ということになると思います。
もちろん小学校の専科の先生や、中学校で2教科かけもちしている先生もいらっしゃると思いますので、好きに使ってください。
6校時がない日や小学校のように45分授業の場合には、ずれが大きくなるかもしれません。
ほとんどの学校は6校時、ほとんどの日が50分授業、放課後は16時くらいからだろうということで、このような時間軸で作成しています。時間割変更などで金曜の6校時がある週もあるので、そのままにしています。
朝の時間、休み時間(業間)、昼休み、帰りの時間の欄もあります。
昼休みの委員会活動の予定や、部活動で軽い連絡がある場合、突発的に家庭連絡が必要になった場合にも対応できると思います。例えば生徒がケガして家庭に連絡する場合、休み時間10分で行うことになりますが、次の時間が空き時間なのか授業が入っているのかで、動きが変わってきますね。
1時間目が8時30分からの学校もあれば、25分や35分ということもありますね。そういった微妙なズレは慣れてしまえばほとんど意味のないことです。
私立や高校で7校時まであるという場合は、Excelレベルでの編集が必要かと思います。
B:放課後は30分刻みの時間軸
放課後は16時から30分刻みのレイアウトになっています。そのため「今日の学年会は午後4時から1時間で終わるって言ってたぞ。それなら5時過ぎには校庭に出られそうだな。6時には明日の準備を始めて7時には学校を出よう。」などといった時間管理ができます。
また平日に行われる研修会、研究会の予定も入れやすくなります。企業の方も行政の方も、みなさん時間割ではなくふつうの時間で生活しています。飲み会の予定も同じく「18時半から」などと予約されるはずです。
C:6時以前、22時以降は時間軸なし
先ほどの話から続けると、土日の6時前と22時以降の時間には時間軸をあえて入れていません。
22時以降から朝までの時間は、多くの方にとってプライベートな時間だと思います。そこをどのようにデザインするかはお任せしています。もちろん24時までスケジュールを立てるのも構いませんし、朝活されている方はその時間を書いてもいいと思います。
私の場合、幼い子供がいるので寝付くまでは家族との時間を優先するようにしています。しかし21時に子供を寝かしつけても、そのまま一緒に寝てしまうというパターンが非常に多いです。そして何とか夜中0時に起きることもあれば、6時間睡眠をとって午前3時に起きる日もあります。とにかく睡眠時間が不規則なのです。そのため時間を決めずに、その日にやるべきこと、やりたいことを書いてあった方が管理はしやすいと思っています。
D:土日、祝日、 長期休業は30分刻みの時間軸
週末や祝日は6時から始まるウィークリーバーチカルになっています。
部活動の大会や土日のイベントなどを時間軸に沿って管理することができます。まさか、第1試合は2時間目から始まるなんてことはありませんから。
土日が朝6時から始まっていて、その上に2時間分のスペースがありますが、大会などで6時集合という鬼のような日程にも対応するためです。また、平日の16時と土日の16時の位置を合わせるという意味もあります。
この通常の週間バーチカルのレイアウトは長期休業にも対応しています。授業さえなければ、やはり通常の時間軸のほうが管理はしやすくなります。
「教師手帳」の長期休業は、以下のようになっています。
地域によって休業期間は異なりますので、数日間は我慢して使うか、Excelですので他の日の欄をコピー&ペーストして対応してください。
E:土日が右ページに並んでいる
週末の土日が右側に来ていて、左のウィークデイと分離しています。土日は部活動の大会が入ったり、泊りがけで旅行に行ったりと2日にわたる予定があるので、連続している方が管理はしやすいと思います。
平日昼間は仕事モードにならざるを得ませんが、平日の放課後や土日は通常の時間軸モードになります。これで、ワーク・ライフ・バランスを取ることもできるようになるかもしれません。
以上、基本となるバーチカル部分の解説でした。ToDoリストと合わせて、うまく使っていただければと思います。