【教育実習生へ】6日目への所見と解説

現職教育担当として

こんばんは、katooです。

かつて教育実習生を引き受けて、学級担任の仕事などを話したことがありました。

毎日放課後になると、教育実習生が「実習日誌」をもってくるので、私も手書きでコメントを返していました。

そのときの下書きがパソコンに残っていたので、公開したいと思います。

これから教育実習に向かう大学生、教育実習生の指導に行う先生の参考になれば幸いです。

 

6日目、教育実習生へのコメント

「試してみることに失敗はない。」という言葉が好きで、生徒たちに伝えています。

勇気を出して試してみないと何も分からないし、

失敗だと思えば戻ればいい、

しかも学んで戻った場所は少し違った価値を持ちます。

生徒の自立にとって大事なことは、物事の成否ではなく

挑戦への勇気です。

先生も色々なことに挑戦して、学んでください。

 

コメントの解説・意図

元になるところは、ビジネス書の『仕事は楽しいかね?』(デイル・ドーデン、きこ書房、2001)から来ています。

この本から、「試してみることに失敗はない。」という言葉を学びました。

それ以来、ときどき生徒にも語るようにしています。

 

それ以前も、何となく、このことには気づいていました。

例えば読書です。

どんな本でも、読むか・読まないか、で考えれば、読んでみた方がいいのです。

読んでみなければ、自分に合っているかどうか分かりません。

読んでみて合わないと思えば、やめればいいのです。

そして、合わない理由を考えてみて、学べばいいのです。

内容が今の自分には難しすぎるとか、簡単すぎるとか、文体が気に食わないとか、著者の考えにどうしても馴染めないとか、実はそこまで興味がなかったとか、いろいろな気づきがあるはずです。

それは、やはり試してみたからこそ分かることです。

 

食事でも、スポーツでも、友達でも、勉強でも、なんでも言えることだと思います。

だから私は、私を試させてくれるものが好きだし、大事にしようと思っています。

「あそこに行きたい!」、「あれやってみたい!」、「あれ食べてみたい!」と私にワガママをぶつけてくる家族は、その最たるものです。

意気地なしで、出不精で、食わず嫌いで、面倒くさがり屋の自分の背中を、後ろから“どーーーん”と押してくれる家族の存在は、とても貴重なものだと思っています。

話が少し逸れてきました。

 

そんなわけで、教育の究極目標「自立」のために最も大切なのは、「試してみる」ことへの「勇気」だと思います。

物事の成否、できたか、できないか、も大事かもしれません。

実行の是非、やったか、やらないか、も大事かもしれません。

以前はそのどちらが重要か考えていた時もありました。

 

しかし今は、それを成り立たせるための大前提となるもの、行動への勇気こそが大事だと思います。

私たちは、挑戦しなければ、学べないのです。

だから何とかして、生徒たちを勇気づけなければいけません。

「勇気づける」という勇気をもち続けることが、教師には必要なのです。

 

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