【教育実習生へ】9日目への所見と解説

現職教育担当として

こんばんは、katooです。

かつて教育実習生を引き受けて、学級担任の仕事などを話したことがありました。

毎日放課後になると、教育実習生が「実習日誌」をもってくるので、わたしも手書きでコメントを返していました。

そのときの下書きがパソコンに残っていたので、公開したいと思います。

これから教育実習に向かう大学生、教育実習生の指導に行う先生の参考になれば幸いです。

9日目、教育実習生へのコメント

生徒を信頼し任せることで、生徒は自信と勇気を身につけ自立に向かいます。

ただし、指導しないのではありません。

必要なことはきちんと教え、いつでも手を貸し、声を掛けられるところで見守るのです。

自転車の練習をする幼児に対する親のイメージに近いでしょうか。

どこに立ち、何と指示し、声を掛け、いつ手を放し、どこを目標に頑張らせるか、そんな風に考えてみてください。

指導案にしっかりと意図や目的を書き込むことで、理論に裏付けされた自信と意識をもって生徒に対面することができます。

コメントの解説・意図

授業とは何でしょうか?

分かりきっているようですが、学校の先生にとって、根本を問いただすような難しい問いでもあります。

わたしには、授業は教師と生徒が一緒につくるものだ、という思いがあります。

一方的に情報を伝えるだけでいいならば、動画をアップロードして見てもらえばいいのです。

テレビ番組といっしょですね。いや、今のテレビには青赤緑黄色のボタンをつかって、視聴者参加型の番組もありますね。

授業を一緒に作りながら、少しずつ子供に主導権を渡していきます。それが、子供の自立を支援することであり、自己指導能力を高めさせることになるからです。

 

自分の子供に自転車の乗り方を教えていると、(ああ、授業に似ているな)と思いました。

教え方に絶対的な正解はありません。子供が違えば、言い方も言うことも、道筋や目標も変わります。手で掴むところも変われば、離すタイミングも違うはずです。

プロの教師として、そこに意図や見通しを持っておきます。そして、それを書き残しておくために、指導案があります。

指導案があるから、その知恵を他の教員と共有し、発展させ、新しい知見へと進めることができるのです。

指導案づくりは大変ですが、授業の流れを考えたり、その文言を一つ一つ検討したりすることが、教師として重要な授業力の向上につながります。

実習生のみなさん、がんばってください。

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