【初任研】66「教師と研修」へのコメント

 初任者研修

初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。

指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。

この記事では、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。

少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。

 

「教師と研修」へのコメント

先生がどうして研修するのか、研究物にまとめるのか。

それは先生が子供に「勉強しなさい。」という仕事だからです。

研修を通して新しいことを学ぶ楽しさ、喜び、感動を味わったり。わからなくて苦労したり、努力したり、眠くなったり。

そういった経験をしている先生には、教えてもらいたいと思いますね。だから先生も勉強するし、その成果をまとめます。

どんな研修でも、受身ではなく自分から取り組めるようにしましょう。そこもまた子どもに還元できることです。たくさん学んでください。

  

コメントに込めた思い

教師にとって研修は「義務」ではなく、子どもたちに日々「勉強しなさい」と伝える立場としての「責任」でもあります。

そして同時に、学ぶことそのものを自ら体験し続けるための大切な時間でもあります。

研修を通して、新しい知識に出会う喜びや、理解できた瞬間の爽快さを感じることがあります。逆に、よくわからなくて苦労したり、眠くなったり、どうにか乗り越えようと必死になったりすることもあります。

学生時代の受験勉強の苦労を覚えていますか?最近だと、採用試験に受かったときの喜びは覚えていますか?

  

そのどれもが、生徒たちが日々味わっている「学ぶ」という行為と同じものです。

だからこそです。学びの楽しさも、苦しさも、しんどさも、達成感も知っている先生だからこそ、生徒は「この先生から学びたい」と思えるのだと思います。

共感とは言葉だけで示せるものではありません。

   

また、研修の成果を研究物としてまとめるのは、学んだだけで終わらせず、自分の指導にどう生きるのかを言語化し、次に生かすためです。それが巡り巡って、生徒へ還元されていきます。

どんな研修でも、ただ座って聞くだけではもったいないもの。時間を投資して参加するのなら、自分から学びに行く姿勢をもつことが大切です。

主体的に取り組んだ研修は、必ず授業にも、生徒との関わりにも返ってきます。

そして何より、「大人も学び続けている」という教師の姿そのものが、生徒にとって最強の教育的メッセージになります。

ぜひ、たくさん学んでください。その積み重ねが、子どもたちの未来を支える力になります。