【初任研】37「児童生徒の観察記録と活用」へのコメント

 初任者研修

初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。

指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。

この記事では、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。

少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。

 

【初任研】37「児童生徒の観察記録と活用」へのコメント

資料の収集は先生一人の目だけで行うことなく、アンテナを立てて、時には自分から周りの先生方に情報を求めて行きましょう。

すると、書いていない生徒 イコール 観ていない生徒が浮き上がってきます。多面的に見るように心がけるようにしましょう。

担任はクラス全体を見ることができます。一人ひとりを見ることに加え、人間関係の変化も見るようにしましょう。

数値化の方法も、Q-Uテストや学級力アンケートなどもあります。クラスを担い任された先生としてよろしくお願いします。

   

コメントの背景を解説します

このコメントを書いたのは、観察記録を「ただ書く作業」にしてほしくなかったからです。

学級経営誌はただ書いて終わりのものではありません。面倒くさいと思わないでほしいです。

児童生徒の姿をとらえることは、単なる情報の集積ではなく、子ども理解の出発点です。

自分一人の視点では見落としてしまう部分もあるので、周囲の先生方と情報を共有しながら、多角的に見ていく力をつけてほしいと思っています。

  

また、「書いていない生徒=観ていない生徒」という言葉には、担任としての責任感を持ってほしいという願いを込めました。忙しい日常の中でも、どの子も等しく気にかけられるよう、意識を向けてほしいのです。

私もいつも自分に言い聞かせています。「自分の周りに集まっくる子供たちの向こう側にいる子供に目を向けろ。」と。

さらに、クラス全体を見渡す力を磨いていくことも大切です。子ども一人ひとりの変化だけでなく、人間関係の機微や集団の雰囲気も感じ取ることが、学級経営の基礎となります。

Q-Uなどの数値データも参考情報の一つです。「実感」と「データ」の両面から学級をとらえられる先生になってほしいと思います。

   

学級を数値化する手法について

学校によってさまざまな手法が用いられていると思いますが、私が利用したことがあるものはつぎの3つです。Q-Uテスト、学級力向上アンケート、ソシオメトリック・テスト、どれも参考になるものなので、学ぶ価値はあると思います。

  

大事なことなのでもう一度言います。

「自分の周りに集まっくる子供たちの向こう側にいる子供に目を向けてください。」