【初任研】25「事故発生時の対応と処理」へのコメント

 初任者研修

初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。

指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。

この記事では、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。

少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。

 

【初任研】25「事故発生時の対応と処理」へのコメント

学校の帰りにまっすぐ塾へ行って、終わった帰り路で事故に遭いました。これも学校の管理下です。

30人の担任として、いつでも子供たちの安全安心を考えなくてはいけません。

対応マニュアルもまだ不十分ですが、マニュアルを作って終わりではなく、みんなで訓練を積んでいきましょう。

命と人権を守るのが私たちの務めです。

 

コメントの背景

学校に備えてある危機管理マニュアル(危険等発生時対処要領)は目を通していますか?

必ず見てみましょう。完璧なマニュアルではないことは分かるはずです。ですから繰り返し繰り返し見て、シミュレートして、訓練して、改善を図っていくことが大切になります。

ないものは変えられませんが、一度形ができたものは直していくことができます。過去に作られたものを非難するのではなく、そこからスタートできることに感謝しましょう。

 

「学校の帰りにまっすぐ塾へ行って、終わった帰り路で事故に遭いました。」
これは学校の管理下でしょうか?管理下外でしょうか?はよくある問題です。

保険の申請を出すときに、管理下であれば「スポーツ振興センター」に、管理下外であれば「PTA安全互助会」に出すことになり、保護者に渡す書類が変わってくるからです。

スポーツ振興センターは災害共済給付金が支払われ、PTA安全互助会からは傷害見舞金が渡されます。

 

家と学校のあいだで登校中、下校中の場合は、学校の管理下にあります。学校で責任を持って対応しなくてはいけません。

朝、生徒が登校していなかったら家庭へ連絡しますね。学校の管理下である登校中に何かあったのかもしれませんからね。

帰りに、「寄り道せずにまっすぐお家に帰りましょう。」とか「家に帰るまでが遠足です。」とか言うのは、学校の管理下ですから適切な指導なのです。

 

学校では「寄り道せずにまっすぐお家に帰りましょう」と言っていますが、下校途中に友達の家に寄ったり、そのまま塾に行ったりすることは、子どもならあり得ることです。

さてさらに質問です。家とはどこからが家なのでしょうか?敷地ですか?玄関ですか?

かつて、庭だか玄関前だかにランドセルを投げて、小屋から自転車に乗って友達の家に行ったときに怪我をした子がいました。家族は家の中にいましたが気付いていませんでした。

さてこれは管理下なのでしょうか?管理下外なのでしょうか?難しいですね~。