初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。
指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。
このブログでは、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。
少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。
「授業構想と教材研究・学習指導案の作成1」へのコメント
目の前の1時間1時間で今は手一杯かもしれませんが、その積み重ねが単元計画になり、年間計画になります。
1年生でどこまで身に着けさせるのか、そのためにこの1時間で何をしないといけないのか・・・少しでも見通しを持てるようになるといいですね。
逆算で考えてみるとか、単元テストにどんな問題が出るかを見るとか、ヒントはあります。生徒にとって大切な1時間を、意味のある1時間にしてあげましょう。
コメントの意図を解説します
初任のときというのは、やる気はみなぎっているのですが、空回りしがちです。
それは先が見通せていないから。どこまでエンジンを回せばいいのか分からないからです。
これは、自分自身で「免外」で教科を持ったときにも感じました。
免外研修を受けたとしても、それは本当に初歩だったり基礎だったり、上辺の技術だったりします。何をどこまで教えるのか、ということは、何年も経験した先生でなければ分からないものです。
大学で教えてもらったことをすべて教えることはできないし、その必要もありません。
学習指導要領のとおりです。教科書のとおりです。と言われても、その軽重が分からないのです。
そこで私はどうしたかというと、ワークや単元テストを研究しました。
何がどのように出題されるのか。何と何を間違いやすいのか、勘違いしやすいのか。考えるときのポイントはどこにあるのか。そういったことが考え抜かれて、ワーク、単元テストは作られています。もちろん、学習指導要領や教科書に準拠しています。
先生がワークや単元テストに基づいて授業をするので、生徒もあとから行う問題練習やテストでも点数が取れます。Win-Winです。
こうやって、先達の知恵を借りながら授業をする中で、自分のスタイルや教え方が磨かれていきます。それができるようになるまでの辛抱です。
しかし、生徒にとっては先生が初任者かベテランかは関係ありません。同じく1時間すわっていなければいけないのです。
1時間1時間を大切にする。もっと言えば1分を大切にする、その意識と覚悟と努力が我々教員には必要です。



