初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。
指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。
このブログでは、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。
少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。
「学習指導の評価と問題作成」へのコメント
この評価が生徒の人生を左右するかと思うと、安易な判断や簡単なミスは許されないところです。一つ一つ、生徒の成長と変容を見取るために、ていねいに見てあげたいですね。
授業中はもちろん、他の面でもよく見て、聞いて、感じてあげましょう。そして指導につなげていきます。
私達の仕事は指導することであって、そのために評価をします。Aならどうする?Cならどうする?と常に指導と評価を一体化させていきましょう。
コメントの意図を解説します
「指導と評価の一体化」というのはずーっと言われていることです。それだけ大切なことであり、習得が難しいことなのかもしれません。
いまは、評価印を片手に机間巡視をしています。評価のためにハンコを押します。そしてそれと同時に指導を入れていきます。
ハンコを押すためにノート(ワークシート)を覗いた瞬間に、指導と評価を同時に行っています。
全員にハンコを押すのが基本なので、一人ひとりの学びを見取ることになります。個別に声を掛けていきます。
例えば、板書が一区切りついて、生徒が書き写すのが終わるのを待っているあいだに、ハンコをもって一周しながら声を掛けます。
「まだ書けていないところがあるよ。ここは矢印でつなぐと分かりやすくなるよ。」
「これは先生が言ったことだね。よく書き留めたね。」
「あーこの図は分かりやすいね。よく書けているね。」
「うんうん、ここでつまづいているんだね。あとでもう一回、黒板で説明するね。」
「これは間違いやすい漢字だから、黒板に大きく書くよ。みんな間違えるところだね。」

評価することは大切ですが、生徒をA評価やC評価と評価するのが仕事ではありません。その評価に合わせて、つぎのステップへの指導をするのが仕事です。
「いいね、ここまでできたのなら、これもやってごらん。」
「よく分かったね。じゃあ別の言い方ができないか、前に習ったのを思い出してみて。」
「ここは色ペン使ってほしいな~。そのほうが後から見たとき分かりやすいもん。」
1時間のあいだに、どこを見るかチェックするかを決めて、3周くらいはしています。


