初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。
指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。
この記事では、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。
少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。
「生徒指導事例研究会」へのコメント
先生方の共通理解が大切です。誰もが同じことを話すことで、生徒・保護者からの信頼を得られるようになります。
学校は保護者から子どもを預かっています。ケガやトラブルを回避することはもちろん、そこから立ち直ること、耐え抜くことも必要になります。
保護者と支え合うためにも、先生方が一枚岩になることが大切です。
コメントの意図を解説します
事例研究会をすることで、生徒に対する見方が変わり、理解が深まります。自分ひとりでは見えなかった側面が見えてくるからです。そのうえで、さぁどうしようか?と考えることができます。
かつて私が勤めた学校では、生徒指導の困難な生徒たちのことを「最愛生徒」と呼んでいました。
先生の話を聞かない、同じ過ちを繰り返す、大人を困らせる、友達を傷つける、本当に困った子供たちのことを、敢えてそう呼んだのです。
今だと「困った生徒は困っている生徒」と言ったりしますね。先生にとって困った子どもは、もしかしたら自分でどうしたらいいか分からず困っている生徒かもしれない、という見方です。
私達は「最愛生徒」のことを、他の生徒以上に愛情を注ぎましょうと自分たちに言い聞かせ、毎日毎日、毎晩毎晩、心血を注いで指導に取り組んでいました。
「裏切られても裏切れても生徒指導」、当時の校長先生が何度も何度も私達に言っていました。今でも耳に響いています。
先生方が一枚岩になって、みんなで同じ方向を向いて、スクラムを組んで、全身全霊で体当たりしていました。いつか自分たちの思いが子どもやその保護者に伝わると信じて。
生徒指導とは、そういうものだと思います。


