初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。
指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。
この記事では、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。
少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。
【初任研】14「道徳科の参考授業」へのコメント
道徳は基本的に担任が行うので、班のつくり方、司会、発表のルールなどを決めておくことができます。自分のスタイルができるといいですね。
もちろん、学年・学校で統一してもいいでしょう。担任外が道徳をやることも、生徒にとっても新しい学びの機会になります。
ICT、ロイロノートを何のために使うのか、そこを忘れないように。もしタブレットがなくても、授業ができるようにしておいてください。
コメントの意図を解説します
道徳の授業は、「考え、議論する道徳」となって進化しました。
先生の一方的な話によって終わることができなくなりました。(ときにはそんなときもあるでしょうが)
自分の考えを持ち、友達と議論をすることが必要になりました。ここで今の時点でのポイントを2つ。
1つは先生の役割です。生徒が話し合いを深めていけるように導く役割、「ファシリテーター」の役目が必要になったことです。
「ペアで話し合ってみましょう。」「班を作って話し合ってください。」これくらいは言えます。ではその話し合いを推し進める、もしくは深く掘り下げていくにはどうしたらいいか、その支援をするファシリテーションスキルを身につけるようにしましょう。
いろいろな先生の授業、上手な授業をする先生の授業を見せてもらうようにしましょう。

もう1つはタブレットの使い方です。「考え、議論する」うちの「考える」ところにおいて、タブレットは有効です。
ロイロノートや、Google Workspace、Microsoft Teamsのようなものを使ったとして、いざ共有してみると、各自がみんなの意見・考えを読むのに夢中になってしまって、議論が始まらないのです。
どこでどう共有するといいのか。子供をタブレットに釘付けにするのではなく、議論に集中させるためにはどうしたらいいのか。そういった授業の組み立て、作戦、対策が必要になってきます。


