初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。
指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。
このブログでは、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。
少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。
「道徳科の指導」へのコメント
教育活動全体を通して行われる道徳です。
考え議論するなど、教科としての特性も備えるようになりました。評価のことも考えつつ、授業をしていく必要があります。
資料や指導案はたくさんありますので、それらを先生が自分のものとして、自分のクラスに合わせて、調整することが大切です。
そして常に先生自身が考えていることが大切です。
コメントの意図を解説します
道徳は以前から学校の教育活動全体を通して行われるものと言われています。そして、道徳の授業は、それら教育活動に散りばめられた価値を補充・深化・統合するものです。
さらに、考え議論する道徳として「特別の教科 道徳」になりました。評価は数値ですることはできませんが、文章記述で生徒・保護者に示すことになります。
そこまで考えて、道徳の授業をつくっていくことになります。
副読本ではなく、教科書として読み物が在りますので、それが基本にはなるでしょう。もちろん、日頃の教育活動から見つけてきてもいいでしょう。
道徳の資料・指導案はこれまでのものがたくさんあります。それらを再編集すれば、考え議論する道徳の授業を作っていくこともできます。
いずれにせよ、ほかの教科と同じように、汎用性のある指導案をもとに、実施するクラスの実態に応じて調整していくようにしましょう。

考え議論する道徳において大切なことは、先生自身が自分自身でその問題に対して真摯に向き合い考えることです。
生徒の課題ではありますが、先生はそれを課題として気付かせ共に考える存在です。生徒同士の話し合い(議論)が、補充・深化・統合されるようにファシリテーションすることが求められます。
それが上手くできるには、あらゆる議論の展開をあらかじめ先生があれこれと予測しておくことです。教条的にならずに、多様な価値観や見方を受け入れ、柔軟に対応する姿勢が大切です。


