初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。
指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。
このブログでは、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。
少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。
【初任研】13「家庭訪問と学級懇談会」へのコメント
学校と家庭は自転車を支える補助輪です。同じ方向を向いて、互いに協力し合わなければ、子どもが一人で自転車に乗れるようになりません。
子供のことを思えば、先生が保護者とコミュニケーションをとることに億劫にしてはいけません。しんどいときもありますが。
家庭訪問には、家の場所を確かめる狙いもあります。学区の様子や通学路の状況を知ることもできます。
担任だけでなく、学年、学校の全員が同じ方向を向いていることを伝えるのが学年・学級懇談会です。先生も親も忙しいのですが、お互いに子どものための時間を生み出していきたいですね。
コメントの意図を解説します
共働きが増えてきたり、プライバシーの問題があったりして、家庭訪問をする学校は減ってきたように思います。
経過措置として、地域訪問や家庭確認という名前が使われたこともありました。親には会わずに、家の場所だけ確かめたり、玄関先であいさつだけしたりと、負担をかけないようになっていきました。
今となっては何もしないという学校も多いでしょう。いざトラブルが起きて家庭訪問が必要なときになって初めて行くことになります。もちろん一度も行かないお家が圧倒的ですね。

PTA保護者会や授業参観のあとに行われる、学年懇談会や学級懇談会が行われることもあります。
授業参観には来るけれど、学年懇談会の前に帰ってしまう保護者も多いです。そうなると、学年懇談会そのものを設定しないことも考えられます。資料だけ配って終わりという感じです。
コロナ禍で学年懇談会の紙面開催が行われ、それで十分じゃないかという雰囲気がコロナ禍明けにもありました。そしてますます保護者と疎遠になります。
しかし、最初に書いた通り、学校と家庭はともに子どもを支えるものです。入学式で顔を合わせてそれっきり、つぎは三者面談だけということのないように、何とか保護者に会う努力をしましょう。
欠席したときにプリントを届けるのを口実に家庭訪問の機会を伺ったり、学年会で保護者に残ってもらえる学年懇談会を提案するのです。
巡り巡って、それが保護者との良好な関係、信頼関係、生徒の成長につながります。


