【教育実習生へ】10日目への所見と解説

教育実習

こんばんは、katooです。

かつて教育実習生を引き受けて、学級担任の仕事などを話したことがありました。

毎日放課後になると、教育実習生が「実習日誌」をもってくるので、わたしも手書きでコメントを返していました。

そのときの下書きがパソコンに残っていたので、公開したいと思います。

これから教育実習に向かう大学生、教育実習生の指導に行う先生の参考になれば幸いです。

10日目、教育実習生へのコメント

教師とは「職業」であり「生き方」なのです。

勤務時間以外も、食事やTVや友人と遊ぶ時間でさえ、頭の片隅で教育や授業について考えたり、生徒に関連付けたりしています。

自分の生き方が生徒に伝播するならば、自分の人生を自分の手で切り開こうとする先生の姿勢は、最大の教材です。

怠惰に流されやすい我々にとって、当たり前のこと、現状維持することは努力のいることです。

だから「みんな」で頑張りましょう。

 

コメントの解説・意図

学校の先生は、公務員のなかでも特殊な「教育公務員」なので、教育公務員特例法や教育基本法を守らなくてはいけません。

そこには、こんな風に書かれています。基本中の基本ですね。

教育基本法 第九条(教員)

法律に定める学校の教員は、自己の崇高な使命を深く自覚し、絶えず研究と修養に励み、その職責の遂行に努めなければならない。

2 前項の教員については、その使命と職責の重要性にかんがみ、その身分は尊重され、待遇の適正が期せられるとともに、養成と研修の充実が図られなければならない。

https://www.mext.go.jp/b_menu/kihon/about/mext_00003.html

 

「教員」とは職業です。しかし、わたしは教員とは「生き方」であるように思うのです。

この法律に書かれているとおり、絶えず「研究と修養」に励まなくてはいけません。

「絶えず」ということは「ずっと」なのです。ずっと研究と修養に励まなくてはいけないのです。

サボっていい、休んでいいとは書かれていません。もちろん、公務員なので勤務時間中は職務に専念する義務があります。同時に労働者でもあるので、年休等を使えるのは当然の権利でしょう。

 

それでもやはり、いつでも学校のこと、子供のこと、授業のことを考えてしまいます。

頭の片隅に常に“ある”のです。

いい本を見つければ子供たちに紹介したいなと思うし、映画を観れば子供たちはこれを観るかな?と考えるし、遊園地に行けば迷子になったらどこに行けばいいのかと考えます。

おいしいお菓子を食べれば子供たちにも教えたいと思うし、新しいアニメが始まったらとりあえず話題に出してみようかなと思います。

のどが渇いてジュースを飲み干した時でさえ(この空のペットボトル、なにか教材に使えるかな?)と一瞬考えてしまうのです。

それはもう、自分の人生のすべてが教材である、教材になる、教材にできるということです。

 

先生の日々の努力や意識が、じわじわと子供たちへ伝わっていきます。

そんなことを思ったら、心も体も休めないじゃないか。というわけで「みんなで」なのです。

みんなで息継ぎしながら、学校全体で、組織全体で、チーム学校となって、努力を重ねていく。

そういう先生方の姿が、子供たちに、自分の目標を見つけ、友達と協働して、持続可能な社会をつくっていく生き方・在り方を育むことになるのだと考えています。

教育基本法 前文

我々日本国民は、たゆまぬ努力によって築いてきた民主的で文化的な国家を更に発展させるとともに、世界の平和と人類の福祉の向上に貢献することを願うものである。

 我々は、この理想を実現するため、個人の尊厳を重んじ、真理と正義を希求し、公共の精神を尊び、豊かな人間性と創造性を備えた人間の育成を期するとともに、伝統を継承し、新しい文化の創造を目指す教育を推進する。

 ここに、我々は、日本国憲法の精神にのっとり、我が国の未来を切り拓く教育の基本を確立し、その振興を図るため、この法律を制定する。

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