中学理科の暗記ドリルのダウンロードと実施方法はこちら

理科の宿題プリント
この記事は約12分で読めます。
あみ先生
あみ先生

生徒に重要語句をしっかり覚えてほしいんです。何かいい方法はないですか。

かに先生
かに先生

わたしは「サンデープレゼント」と名付けた暗記ドリルを宿題にしてますよ。

あみ先生
あみ先生

暗記ドリルですか・・・。うーん、一度見せてもらっていいですか?

かに先生
かに先生

暗記とかドリルっていう言葉に引っかかっているみたいですね。
まずは見てみてください。

 

みなさんは理科で宿題を配付していますか?

ワークを1回解かせて提出させるだけでは、基礎基本となる語句を覚えさせられませんね。

そこで、わたしは「サンデープレゼント」という自作のドリルを宿題にしています。重要語句、基本的な用語を覚えさせ、定着させるのに効果的な宿題です。

この記事では、週末課題「サンデープレゼント」のやり方や使い方を紹介します。興味が湧いた方は、ぜひダウンロードして生徒に使ってみてください。

取り組ませているうちに、生徒は単元テストや定期テストの点数が伸びるのを実感するはずです。やがては生徒の方から「先生、サンデープレゼント(宿題)ください。」と言ってくるようになります。

理加子さん
理加子さん

サンデープレゼントやっておくと、テストの点数が伸びるんです!

週末課題「サンデープレゼント」とは

週末課題「サンデープレゼント」は繰り返し書いて覚える理科のドリルです。

「理科が苦手です。」「暗記するのが苦手です。」と言っている生徒でも、基礎基本となる語句の8割以上を覚えることができます。

4回に区切って行うという特徴があるのですが、理科が得意な早い生徒は合計20分、苦手な生徒、遅い生徒でも合計1時間程度で終わらせることができます。

力のある生徒は、使い方を工夫することで応用問題として使うこともできます。

 

「サンデープレゼント」は基本的に週末に行わせる宿題です。金曜日に配付し、月曜日に回収します。

ひたすら書かせるドリルになっており、基本的な用語を覚えさせるのに効果的です。基礎基本となる用語から、単元によってはやや発展的な内容も扱っています。

記号で選ぶような選択式の問題はほとんどありません。記述式の問題は多少ありますが、短文か穴埋め程度のレベルにしてあります。

作図の問題もありません。そういった作図技能を身につけさせる宿題は別に用意したほうがいいです。また、記述問題も発展的なので別に用意します。

週末に配付するので、名前を「サンデープレゼント」にしています。10年以上これでやっています。

週末課題「サンデープレゼント」のやり方

週末課題「サンデードリル」のやり方を説明します。生徒にそのまま読んで聞かせていいように書きます。

私が10年以上実践してきて、効果を上げてきた方法なので、やり方は変えないことをおすすめします。もし、もっといいやり方を発見したらぜひ教えて下さい。 

クラスの人数分、問題用紙と解答用紙を印刷してください。解答用紙は両面印刷なので、忘れないようにしましょう。全員に両方を配付します。

みなさん、手元に2枚のプリントが行きましたか?では、サンデープレゼントのやり方を説明します。

まず、 問題用紙に模範解答が載っていますね。その解答欄の左側の線で折って、答えが見えないように隠しましょう。

ちょっとくらい見ちゃっても大丈夫です。授業ですでに習っていますし、テストではありませんからね。週末にやってきてほしい宿題です。

「宿題」というと、「えー!?」と嫌がる生徒もいるかもしれませんが、最後まで説明を聞いてもらうようにしましょう。やり方を理解しないと、かせげる点数も稼げなくなってしまいます。

今回は初めての説明ということにします。最初は、先生もじっさいに問題用紙を折って見せるといいと思います。何度か説明していくうちに定着するはずです。

では1回目、解答用紙の一番上に日付を書きます。そうしたら、解答用紙を問題用紙の横において、問題を解いてみましょう。

終わったらすぐに模範解答を見て、自己採点をします。何問正解したか記録します。誤字・脱字、漢字の間違いに気をつけましょう。

さて、ここからです。解答用紙の裏を見てください。3マスの枠がたくさんありますね。いま、間違えてしまった問題は、解答用紙の裏側に3回に書いて練習します。

この3回で覚えることが大事です。書いて覚えます。たくさん間違えると何個も書くことになります。しっかり覚えましょうね。

1つ間違えたら、それを裏に3回書いて練習することで覚える、ということを理解させます。

練習してからテストをするのではなく、まずテストをしてから練習するようにします。これが大事です。

覚えたものは練習しなくてもいいのです。覚えていないものだけを練習して、覚えるようにします。

1日~半日は時間をあけて2回目をやります。 1回目で正解した問題も含めて、20問すべてやってください。そして、間違えたらまた裏に練習します。

おそらく、1回目よりも正解数が増えて、練習するものが減っているはずです。

また時間をあけて3回目をやってください。

さらに正解数が増えて、満点を取る人も出てくると思います。満点を取れば、裏に練習する必要はありません。しかし、これで終わりません。

満点を取ったら終わりではなく、必ず4回目までやってください。4回やったら解答用紙のほうを提出してください。

時間を開けて4回目までやります。1回目で満点を取ったとしても20問すべて、4回目までやります。実はこの4回やることが大事です。

得意な生徒は1回目から満点を取ります。苦手だという生徒でも、3回目でほとんど満点を取ります。 しかし、ここで終わってしまうと定着していないのです。

これまでも「3回でもいいですか?」と生徒に言われて試したことがありますが、やはりテストになるとできないという生徒が多くなってしまいました。定着率が下がるのです。

 

毎回満点だったとしても、1つの語句について表だけで4回書きます。

毎回間違えると、1回につき練習の3回が加わるので、16回書くことになります。1つの語句を16回も書けば十分でしょう。それで覚えられないのは、かなり相性が悪い言葉だということです。

1回目で間違った問題だけを2回目でやるという方法も、定着率の向上につながりませんでした。20問すべて通してやることでエピソード記憶、長期記憶へつながるようです。

このように、20問のテストを4回やることによって、短期記憶から長期記憶へと定着するようです。わたしは これを「ダメ押しの4回。」と呼んでいます。

かに先生
かに先生

満点になっても、最後の4回目までやってね。ダメ押しの4回だよ。

すぐ覚えられる語句は生徒によってちがう

スッと覚えられる語句と、覚えられない語句というのが、生徒一人ひとり違います。

「初期微動継続時間」はすぐに覚えられるのに、「P波」と「S波」がなかなか分からない生徒という生徒もいるのです。逆もいます。

書いて覚えるというのは、単純ながら有効な勉強方法です。ではたくさん書けばいいのかというと、そんなこともありません。10回も20回も書かなくても、スッと覚えられてしまう言葉もあるからです。

サンデープレゼントでも無理して5回で試したことがありますが、有意な変化は見られませんでした。

必要最小限の努力で、最大限の効果を発揮する回数、それが4回です。

4回というのが、時間と労力と定着率のバランスの取れた回数です。これ以上やらせることは、生徒の時間を奪う、過重な負担となる可能性があります。

4回では不安だという生徒には、テスト前に自分でもう一度やるように勧めればいいと思います。解答用紙と問題用紙を別にしてあるので、解答用紙がなくても自主学習ノートなどで練習することができます。

こういった事実に基づいた説明を加えて、生徒が納得することが大切です。

適度な宿題は自己マネジメント力の育成になる

さらに、時間についても説明しておきます。

今日は金曜日です。今日と土日を使って4回やってきてください。

時間を開けてやりますが、早い人で合計20分、遅くても集中すれば1時間で終わります。

ポイントは、1回ずつ時間を開けるということです。連続でやれば、答えを覚えていますから満点が取れてしまいます。それでは効果が下がります。

金曜の夜、土曜の夜、日曜の夜、あと1回土曜の朝や日曜の朝とかにやってください。朝型の人は月曜の朝でもいいですよ。

みんな普段は部活で忙しいと思うので、自分でいつやるのか決めてください。

土曜日に練習試合があるから今日は早く寝なくちゃいけないと言う人もいれば、土日は旅行に行くという人もいますね。自分の都合、予定を考えて4回やれるようにしましょう。

では、月曜日に提出してください。

初めての場合、1回目は教室で行う方法もあります。そうすると、生徒も一回でどれだけの時間がかかるか見通しが持てるようになります。

1回目は早い生徒で5分、遅い生徒で15分程度といったところです。

残りは3回ですね。ぜひ提出するよう励ましてください。生徒に週末の自分の予定を想起させて、残り3回をどこで取り組むか考えさせましょう。宿題に取り組ませることは、自己マネジメント力の向上にもつながります。

かに先生
かに先生

来週はいよいよ中体連だね。みんなもしっかり先輩のサポートするんだよ。よし、今週は宿題なしにします。部活がんばってこい。

ちなみに、中体連の前の週末や文化祭前後の週には宿題を出しません。生徒が忙しいと分かっているのに宿題を課すのはかわいそうです。

「中学生は勉強と部活動の両立が大事だ。」と言われていますが、それは毎日両方がんばるということだけでなく、左右にふれる振り子のように「今は部活、最後の中体連!終わったら勉強!」とバランスを取ることも意味しています。

理科が苦手、暗記が苦手という生徒に対して

科賀くん
科賀くん

先生、ぼく、暗記は苦手なんです。どうしたらいいですか?

かに先生
かに先生

苦手だという人は、最初に問題と答えを照らし合わせて復習しましょう。
よし!と思ったら、答えを隠してチャレンジしてみましょう。

理科が苦手だという生徒がいます。また、学習方法として暗記が苦手だという生徒がいます。

そういう生徒がいるクラスでは、全体へ「答えを見ていいよ。」と伝えてしまいます。

宿題を課すと、答えを書き写してしまう生徒がいます。答えを写すのは理科が苦手な生徒、暗記が苦手な生徒でしょう。

サンデープレゼントの場合、答えを写すことは悪いという言い方はしません。だって、すぐそこに答えがあるのですから、それに一度目を通すことは復習をしているだけのことです。

そのうえで、きちんと答えを隠して、問題文を読んで、自分のなかから答えを引き出し直すのです。

 

さきほどの「4回繰り返す」という指導に、「苦手だと思う人は1回問題文と答えをしっかりと見て覚えましょう。それから答えを隠して問題に挑戦してください。」と付け加えたとしても、大した差はありません。

苦手でまじめな生徒はそれでもなかなか点数が取れず、たくさん裏に練習します。正直者はしっかりと褒めてあげたいところです。

一番対応に困るのは、本当はできていないのに最初から満点を取ってくる生徒です。答えを写したのかもしれませんが、確信はありません。しかし「写したでしょ!?」なんていう憶測の指導はしません。

このあとの評価にも関わりますが、提出をするために答えを写したところで、単元テストの1問分の配点しかありません。宿題にしっかり取り組んでいればテストでいい点が取れます。宿題をごまかしても単元テストではいい点は取れないのです。痛い目を見れば、宿題に正直に取り組もうとするはずです。

提出しない生徒、遅れて提出した生徒に対して

先生方それぞれのキャラクターや学年の統一性などもあるでしょうから、柔軟に対応してください。

わたしの場合、遅れて提出した生徒に対しても、ペナルティは一切ありません。「お、やってきたんだね。ハンコおしたら返すから。」などと言って、受けとるだけです。理由は以下のとおりです。

最適な学習方法は人それぞれ

この学習方法が多くの生徒に対して効果があるという自信はありますが、全ての生徒に対して絶対有効というものは存在しないと思います。

自分はこれ以外の方法がいいという生徒に対して、提出を強制するのは酷です。

大切なことは、基本的な用語を覚え、科学的な思考、表現、知識が身に付くことです。そしてそのためには、さまざまな学習方法から自分にあった方法を見つけ出すことです。

その一つとして、先生の経験と実践実績からこのやり方を提案しているに過ぎません。

サンデープレゼントをやってこないというだけで叱るのはどうかと思います。まずは、どうしてやってこないのか理由を聴いてみてください。

週末の事情は人それぞれ

サンデープレゼントは時間をおいて、週末に4回繰り返す必要があります。金曜の夜、土曜の夜、日曜の朝、日曜の夜の4回を推奨していますが、絶対ではありません。

土曜日に部活動の練習試合があるから、土曜の夜2回と日曜の朝と夜に頑張るでもよし。土日が大会だから、金曜の夜1回、日曜の夜2回、月曜の朝1回でもいいのです。

つまり、週末の予定や他の教科の課題などを考えながら、自分でいつやるか決めて取り組めばいいと思います。

効果は下がりますが、日曜の夜に4回やっても先生には分かりませんし、それを疑うのはバカらしいことです。

なかには、体調が悪くてできなかったということもあるでしょう。やってこれなかった事情、忘れた事情は人それぞれですから、遅れてでも出すように励まして終わりにします。

理加子さん
理加子さん

遅れても先生はふつうに受け取ってくれた。よかった~。つぎは遅れないようにやってこよう。

評価について

わたしの場合は、月曜日に提出しても遅れて提出しても、「1枚につき5点つけます。」と宣言してあります。

ここでいう「5点」というのは、単元テストの1問ぶんの配点に相当します。市販の単元テストの点数を基準にすることで、この宿題に対する価値というのが分かります。

たった5点なら別にいいやと思うかも知れませんが、多くの生徒は提出すれば確実に5点もらえるならば提出したほうがいいと考えると思います。

しかも、この宿題をやっておけば単元テストや定期テストで点数が取れます。このことに気がついた生徒はがぜんやる気を出します。好循環が生まれるので、一石二鳥、三鳥というわけです。

 

4観点の「興味・関心」「思考・表現」「技能」「知識・理解」のどこに入れる点数かも悩ましいところかもしれません。

わたしは「興味・関心」に入れています。宿題に取り組むということは、その学習に対して分かりたいという関心があり、覚えたいという意欲があると言えるからです。

この評価観点や配点については、いろいろな先生の考えややり方、学校や学年の方針があると思いますので、それぞれに合わせて考えてください。

各学年のサンデープレゼントについて

サンデープレゼントの問題は、わたしがこれまで見てきた問題集などをもとにオリジナルで作成したものです。

そのため、ほとんどのワークで出題されている定番設問や頻出問題を網羅しています。似たような問題をどこかで見たことがあると思います。

1枚あたりの問題数を20問にするために、細かすぎる項目を問題にしたり、1つの解答欄に2つの答えを書かせているところもあります。このへんはこれからも工夫が必要だと思っています。

教科書によって載っている内容や順番が異なるため、各学校の教育課程とも照らし合わせて、内容を確認してください。

また、著作権の問題になるものがあった場合にはご指摘いただけると幸いです。直ちに修正いたします。

2年生に入っている放射線については、放射線教育の一環として他学年でも使えるように、教科書の範囲を超えて作成しています。

週末課題のダウンロードはこちらから 

令和2年度版の「サンデープレゼント」は、学習指導要領の移行に対応しています。ドリルは各学年に分かれています。1年生は13枚、2年生は13枚、3年生は9枚で、PDFにしてあります。これらは問題用紙ですので、一番下の解答用紙も忘れずにダウンロードしてください。解答用紙は両面印刷して使います。

“【令和2年度版】1年理科の週末課題ドリル” をダウンロード R02-sunday-present-1st.pdf – 105 回のダウンロード – 743 KB

“【令和2年度版】2年理科の週末課題ドリル” をダウンロード R02-sunday-present-2nd.pdf – 96 回のダウンロード – 764 KB

“【令和2年度版】3年理科の週末課題ドリル” をダウンロード R02-sunday-present-3rd.pdf – 81 回のダウンロード – 466 KB

“【令和2年度版】週末課題ドリルの解答用紙” をダウンロード sunday-present-answer-sheet.pdf – 102 回のダウンロード – 108 KB

コメント

タイトルとURLをコピーしました