【初任研】57「授業研究(事前・授業・事後)」へのコメント

 初任者研修

初任研担当として、初任者の先生方の報告書にコメントを書いています。

指導の先生とのやり取りや、教室での実践を通して、皆さんが日々たくさんの学びを積み重ねている様子に、励まされる思いです。

この記事では、報告書には書ききれないような視点から、わたし自身の経験も交えてメッセージをお届けしています。

少し立ち止まって考えたいとき、ふとヒントが欲しくなったときに、気軽に読んでいただけたらうれしいです。

 

【初任研】57「授業研究(事前・授業・事後)」へのコメント

授業研究に終わりはありません。

「勉強しなさい。」と生徒に言っている以上、私たちの方も研修し続けます。

自分が頑張るから子供たちも頑張るのです。

この一年を通して、どうやって授業力を高めていくか、そのスベが身についたのなら良いと思います。

自分で「○月○日は、研究授業のつもりで授業を準備しよう。」と課して行きましょう。

私たちは、そうあるべきだと思います。

  

コメントに込めた思い

授業研究に終わりはない ― 教師が学び続ける理由

授業研究には「完成」も「到達点」もありません。どれだけ経験を積んでも、授業は常に更新され続けるものです。

私たちは毎日、生徒に「勉強しなさい」「学び続けよう」と伝えています。であれば当然、教師自身も学び続ける姿勢を持たなくてはなりません。教師が学び続ける姿を見せることは、生徒への最大のメッセージになるからです。

生徒が頑張るのは、先生が頑張っている姿を感じ取るからです。これはどの学年でも、どの学校でも変わらない真理です。

  

1年間で身につけてほしい“授業力の伸ばし方”

初任者研修の一年間で身につけてほしいのは、「どうすれば自分の授業を良くできるのか」を自分で考え、実行できる力 です。

特別すごい技術でなくていい。大切なのは、授業を振り返り、改善点を見つけ、次回に生かす「リターンする技術」が身につくことです。

・子供の反応をどう捉えるか
・教材研究をどう深めるか
・説明の順序や板書の構成をどう工夫するか
・発問、質問、問いをどこに置くか

授業研究とは、この細かな積み重ねのことです。その習慣さえ身につけば、教師は必ず伸びていきます。

  

「月に一度の研究授業」を自分に課す

研修主任や管理職から言われた研究授業だけが研究ではありません。むしろ本当に力がつくのは、自分で研究授業を設定するときです。

「○月○日は研究授業のつもりで準備しよう」
「この単元は、板書を徹底的に磨いてみよう」
「この時間は、発問の質にこだわってみよう」

こうした「自分への課題設定」が、教師としての成長をぐっと加速させます。

授業を真剣に準備した分だけ、生徒の学びは確実に変わります。そしてその変化が、また次の授業を磨く力になります。

私としては、初任の先生にこそ、ゼロ秒思考のメモ習慣を身につけてほしいと思っています。

教師が学び続ける文化を

教師は、学び続ける存在であるべきです。立場が上がるほど、忙しくなるほど、本当はもっと学ばなくてはならないのかもしれません。

授業研究に終わりはありません。それは決して苦行ではなく、「もっと良くしたい」という教師の願いそのもの です。

生徒の学びを支えるために、そして自分自身の成長のために、どうかこれからも授業研究を続けてください。

あなたの学びが、必ず子どもたちを動かします。