ゼロ秒思考メモ用のA4裏紙を、他のものにも転用することについて説明します。

ペーパーレスが進んできて、だんだんA4裏紙も減ってきました。

さりげなく、ほかの先生のミスプリももらってますよね…
いつでもどこでもゼロ秒思考ができるようにする
A4裏紙はクリアフォルダに数十枚入れて、カバンに常に持ち歩いています。
1枚、厚めの色画用紙をあいだに挟んでおき、ゼロ秒思考を書いた裏紙を下に入れていきます。

家ではどうしてるんですか?
家のなかでは、書斎、寝室、リビングに裏紙を置いています。バインダーに挟んだり、トレイに入れたりしています。
これでいつでもゼロ秒思考ができるわけです。しかし、いつもゼロ秒思考ばかりやっているわけではありません。
他にもこのA4裏紙を使ってこんなことにも使っています。
- マインドマップを描く
- マンダラチャートを書く
- イメージマップを描く
- タスクリストを書く
- パワポのラフ画を描く
- ポスターのラフ画を描く
- ラクガキを描く
- 子供に字を教える
- 紙飛行機をつくる
いくつか解説します。
A4裏紙をほかのことにも使う
A4裏紙をこんなふうにも使っています。
マインドマップを描く
マインドマップは作成するのに時間がかかります。
それと同じ時間でゼロ秒思考をやったほうが、大量のアイデアが出る気もします。
しかし、スピード勝負でシンプルに徹した黒い字だけのゼロ秒思考メモは疲れます。
のんびりペンをいろいろ持ち替えながら描いていくマインドマップは、気分的にいいところはあります。
マンダラチャートを書く
マンダラチャートは大谷選手のおかげもあってかなり有名になりましたね。
A4用紙を縦に3等分、横に3等分すればマンダラチャートになります。ペンの動かし方でいえば、縦2本、横2本の線を書くだけです。
中心の四角に書いたテーマから派生して、8個のアイデアを出すことは、ゼロ秒思考で8回の深掘りをするようなものです。
8個のアイデアのなかなか出なくて、ひねり出すこともあります。8個のアイデアがすらすら出てきて、どんどん書けてしまうこともあります。
8個という数字が苦しい目標になることもあれば、制限をかけるブレーキになることもあります。
パワポ、ポスターのラフを描く
ときどきプレゼン発表やポスターセッションをすることがあります。
なかなか準備が大変ですが、こういうときの解説書には、「いきなりパソコンに向かわずに、ラフを描いて構成を考えましょう。」というアドバイスが載っています。
A4裏紙をつかって描くようにすれば、うまく描けなくても失敗しても、もったいない罪悪感が薄いです。
これをやってから作業に入ると、共同作業のばあいは、他の人との共通理解ができているぶん、仕事が早くなります。
自分だけでやる仕事でも、イメージが固まっているので迷いがなくなります。結果、最初からパソコンに向かうよりも短時間で完成させられます。
ラクガキを描く
ラクガキを描くのもけっこう意味があります。
ラクガキをすると楽しい気持ちになります。それ自体がストレス発散、気分転換としての効果があります。
絵には力があります。文字情報以上の情報を込めることができます。人に自分の考えを伝えたり、共有したりできます。ビジュアルで浮かんできたアイデアに、形を与えておくことができます。
練習メニューを生徒に説明するときに、適当に線や丸を書きながら説明します。
先生方と生徒指導の情報(人間関係や加害・被害など)を共有するときに、棒人間や矢印で書いたりします。
イラストやレタリングの練習をする
よくふざけたキャラクターやかわいいイラストを描いて子供を笑わせたりしています。そして、そうやって磨いたスキルを手帳の挿絵や黒板の板書のときに活かせます。
絵だけでなく、文字を書くこともあります。いわゆるレタリングやカリグラフィーと言われるものです。これも練習して習得しておくことで、手帳に使ったり、ポスターに使ったりできます。
中間生成物としていっしょに保管する
A4裏紙に書いたこれらのものは、ゼロ秒思考用の紙ファイルにとじています。
ゼロ秒思考は問題解決や振り返りのときの「中間生成物」であって、最終的なアウトプットになることはありません。
今回挙げたマインドマップやマンダラチャート、ラフスケッチなども同じで「中間生成物」です。これらも自分が生みだしたものなので、ゼロ秒思考メモと同列に扱っています。
見返す価値、記録として価値があると思えばとっておきます。さすがにほんとのラクガキや電話のメモは綴じたりしません。
リビングで書いたメモが子供の紙飛行機にされたり、はさみの練習に使われたりすると切ないですが、ただ捨てられるだけよりはマシですかね。。。