【ゼロ秒思考】学校の先生がゼロ秒思考を活用する5つの場面

 ゼロ秒思考

ゼロ秒思考を断続的ではありますが、長年行ってきた自分としては、学校の先生がゼロ秒思考メモを習得することは本当に有効だと思います。

それなのに、そういったブログ記事はほとんどない。

「ゼロ秒思考 教師」とか「ゼロ秒思考 先生」とか「ゼロ秒思考 教育」とか、そういうキーワードで検索してもほとんど引っかかってこない。

ましてや、それを学校の先生がどのように使いこなしていくかなんていう記事はますます無いわけです。

  

学校の先生がゼロ秒思考を使う場面は?

学校の先生がゼロ秒思考を活用する場面は多岐に渡ります。

教師は予期せぬ状況に迅速に対応する必要があります。じっくりいくことが大事なこともありますが、たいていはスピードがものを言います。

思考が速いということは、それだけPDCAを速く回せるということでもあります。

場面その1 専門(理科)の授業の前後でゼロ秒思考ができる

授業中に起こる突発的な出来事や生徒の質問に対し、ゼロ秒思考を行って準備しておくことで的確な対応が可能となります。

もちろんすべてに対応できるとは限りません。授業終わりというのは反省も生まれます。

授業が終わった休み時間に、1分間で1枚だけゼロ秒思考メモを残すだけいいのです。

時間ができたときに深掘りしたり、調べなおしたりすればいいのです。授業終わりは、相当な成長の種を見つけることができます。

  

場面その2 道徳や学活、総合でもゼロ秒思考は使える

理科の授業のフィードバックや授業の評価を考えるだけではありません。考えなくてはいけないものはいつでもあります。

道徳の授業の発問や主題について考えを深めておくのにも使えます。教材研究の基本は教師が教材と向き合うこと、教材について考えることです。

同じように、学級活動や総合的な学習の時間のためにも使えます。

かに先生
かに先生

つぎの学級会で、どんなことを話し合わせようかな。学期の反省か…学級レクの話し合いもありか…。

えび先生
えび先生

総合の時間で、生徒がこんなテーマを言ってきたんだけど、これを校外学習でどう生かしたらいいのかな

  

場面その3 学級経営や行事の計画などでゼロ秒思考が使える

学級担任をしていれば、学級の教育方針・経営方針の改善にも役立ちます。学級経営誌に書く「学期の反省」なんかにも使えます。

校務分掌に応じて、生徒会活動の企画を考えたり、文化祭の出し物を考えたり、考えなくてはいけないことはいつでもどこでも、ごろごろ大量に転がっています。

中堅教員以上になれば、現職教育のテーマを考えたり、自校の教育課題について考えたりもします。管理職から意見を求められることも出てくるでしょう。

そういった新たなステージに立つと、考えなくてはいけないことはどんどん増えてくるのです。 

えび先生
えび先生

かに先生、校長先生があの件で話があるって、お呼びですよ?
なんかやらかしたんですか?

  

場面その4 生徒との面談や、生徒指導の話し合いのときに使える

教師をしていると、生徒の生徒指導上の課題や人間関係などを踏まえて、即座に指導や助言を行わなくてはいけないことがあります。

そんなとき、現場の状況やタイミングに応じて、修正や改善を行うことができます。

生徒と向かい合って話しながら、その場で指導することを、ゼロ秒思考メモに書いて見せながら話すこともあります。

先生方と生徒指導について話し合うときにも、ゼロ秒思考をしてから臨むのと、できずに迎えるのとでは、関りが変わってきます。

自信をもって話しをするためにも、ゼロ秒思考をしておくことは有効です。

 

場面その5 ゼロ秒思考のイメージがストレスの軽減になる

さらに、学校の先生自身のストレス軽減にもつながります。

ゼロ秒思考を習得することで、教師は物事を即座に受け入れ、適切な対応を行うことができるようになります。

ゼロ秒思考で考えたことがある、あるいは、あとでゼロ秒思考で考えてみようと、思い直すことで、どのようなストレスや突発的な出来事にも心の余裕が生まれます。

頭の中にA4裏紙を思い浮かべ、タイトルとなるテーマだけイメージしてみるのです。

えび先生
えび先生

どうしてこの生徒は問題行動を繰り返してしまうのか?

かに先生
かに先生

保護者が言ってきた理不尽な要求にどう対処するか?

えび先生
えび先生

A先生とB先生の意見がぶつかったとき、自分はどうするか?

これだけでも不思議なほどにストレスや焦燥感を軽減します。

 

教育現場でのゼロ秒思考の課題2つ

教育現場におけるゼロ秒思考の課題もあります。

長期的な計画などには使いずらい場合がある

ゼロ秒思考は緊急性の高い状況に適していますが、長期的な計画や細案づくりには向いていない場合があります。

教育の場では、即座の判断(即断即決)だけでなく、慎重な検討や日程を調整した計画が必要な場面もあります。

そのため、瞬発的にゼロ秒思考を行うのかじっくりと熟考するのかのバランスを取りながら、状況に応じて適切なほうを選ぶ必要があります。

  

ゼロ秒思考の具体的な事例に関する情報が不足している

教育現場におけるゼロ秒思考の具体的な事例や、実践方法に関する情報が不足していることも課題です。

学校の先生が実際にどのようにゼロ秒思考を活用しているのか、その効果・効用は十分に共有されていません。

そのため、学校でこのゼロ秒思考を効果的に活用するためには、事例やノウハウを共有し、実践の場で試行錯誤する必要があります。

  

まとめ

以上のように、教育現場でゼロ秒思考を活用する場面は多数ある(むしろ常にある)ものの、その具体的な活用方法や課題についてはまだ十分に理解されていません。

今後は、教育関係者がこの手法を積極的に活用し、その効果や課題を共有することが重要です。

さらに、教育現場におけるゼロ秒思考の実践を支援するための情報やリソースの提供が必要です。そうすることで、より充実した教育環境の実現に向けて、さらなる発展が期待されます。

  

ゼロ秒思考の本には何を書くか迷った時のために、相当な数のテーマを例として挙げられています。

それと同じように、学校の先生がゼロ秒思考を進めるにあたって、何を書いていいのか迷うのであれば、教育分野関係のテーマを列挙してみるといいかもしれません。

自分はこれまでブログで書いてきたように、現場でも同じようにゼロ秒思考を行ってきました。今後はそれらを振り返って、ゼロ秒思考の普及拡大を検討していきたいと思います。

かに先生
かに先生

は!これについてもゼロ秒思考をやってから書けばいいのか!?・・・がんばりまーす。

とりあえずパッと思いついたゼロ秒思考のテーマ

  • 生徒と関わる時間を増やすにはどうするか?
  • 生徒をほめるにはどうするか?
  • 生徒の良い面を見つけるためにはどうするか?
  • 生徒の悪い面を見逃さないためにはどうするか?
  • 生徒に悪いことをさせないようにづするか?
  • 同僚の先生から学べることはないか?(具体的な先生の名前入り)
  • 同僚の先生のことでイライラしないためには?(具体的な先生の名前入り)
  • どうして管理職になりたいのか?
  • 管理職になるメリットは何か?
  • 管理職になるデメリットは何か?
  • 管理職になる勉強時間をどうつくるか?
  • 若い先生に伝えたいことは何か?
  • 若い先生に伝えていくにはどうするか?
  • 若い先生を育てる仕組みはどう作るか?

やばい、止まらない・・・。この辺で止めておきます。整理してジャンルごとに分けていけばもっと見やすいですね。