マインドマップでペンが止まったら、先にブランチを伸ばしてみよう

マインドマップ

お正月にマインドマップを何枚か書きました。そこで、書き方について気がついたことがありましたので紹介します。

ただし、マインドマップは商標登録されたもので、その書き方をレクチャーすることも資格が必要です。

ここで私が紹介するのは、あくまでもマインドマップ風だということをお気をつけください。

  

マインドマップの基本的なこと

マインドマップの基本的な書き方から紹介します。

  1. 中心となるテーマとセントラルイメージを描く。
  2. 中心テーマから連想された言葉を周辺に書き込む。(メインブランチの記入)
  3. 各BOIからさらに連想された言葉を書き込む。(サブブランチの記入)
  4. 俯瞰してマップ全体を見直す。
  5. 矢印、色、イラストなどを描き込む。

BOI…Basic Ordering Idea、メインブランチのうえに書く言葉

マインドマップには、書き方のコツがいくつかあります。

  1. フリーハンドできれいな形にこだわらない。
  2. 文章を単語で切って、言葉をつないでいく。
  3. カラフルにしても1ブランチは1色で進める。
  4. 5W1Hなどの基本的な質問を意識する。

マインドマップのメリットはたくさんあると思います。

  1. きれいにしなくていいので「考えること」がラクになる。
  2. 紙全体を見渡していくことで、発想が浮かびやすくなる。
  3. カラフルにしたり、絵を描いたりすることで、右脳に残りやすい。
  4. チームで情報や考えを共有しやすくなり、チーム力が向上する。

ペンが止まってしまったらどうするか

セントラルイメージを書いたらメインブランチを伸ばします。そのメインブランチにはBOIとも言われる言葉を書きます。マインドマップの方向性を決めるものです。

そのメインブランチからサブブランチを伸ばして、そのブランチに乗せるように言葉を書いていきます。書き終わると言葉の下にアンダーラインが引かれたように見えます。

マインドマップの書き方として、丸のなかに言葉を書いてつないでいくことはしません。そういう書き方は、イメージマップとかコンセプトマップと呼ばれます。

しかし、途中でペンが止まってしまうことがあります。

そこでちょっと悩むところです。さて、言葉が先か、ブランチが先か。

(1)言葉が浮かばなくても、ブランチを先に伸ばしておく。

おそらく言葉が浮かんできたからブランチを伸ばして、その上に浮かんできたさきほどの言葉を書くと思います。

わたしはそこにこだわらないことにしています。

言葉がすんなり浮かぶこともあれば、浮かばないこともあります。

そんなときは、さきにブランチを伸ばしてしまいます。

メインブランチを書いたら、2、3本ほどサブブランチを書いておきます。そして他のところを見ていると、先ほどの言葉がトリガーとなって、つぎの言葉が浮かんでくることがあります。

そこをすかさず、伸ばしたブランチに乗せて言葉を書くのです。

言葉を書いたら、そのブランチにさらに2、3本のサブブランチを伸ばしておきます。

型がないマインドマップだからこそ、自分で自由にブランチを伸ばしておけば、いつかそこに言葉の花が咲くわけです。そんなイメージでこの書き方にしています。

ただ、空白のブランチが何本もあると、貧相に見えてしまうので、つまずいた1つのブランチに1、2本が妥当だと思います。増やそうと思えば、あとから増やすこともできます。

マインドマップが書けないという方は、試しにブランチを先に伸ばしてみてください。

他にもペンが止まってしまったときにすることがあります。

(2)ある程度書き進めたら、クラウドや矢印を加える。

この2つは公式でも説明されています。

ブランチが広がってきたら、それらの言葉のかたまりでクラウドをつくります。まとまりが可視化されてきます。KJ法のようにグルーピングしていくわけです。そこで新たな気づきが生まれます。

離れていてクラウドにできないときは、矢印でつないでいきます。その投げ縄のような線を書き加えることでも、あらたな気づきがあります。

(3)言葉が詰まったら絵を描いたり、英単語を書いたりする。

マインドマップは、カラフルにすることで脳を刺激するものです。

文字・言葉は左脳を使っていますが、曲線のブランチやイラストを書き加えることで右脳を刺激して、新しい気づきを生み出すわけです。

ただ、絵が苦手だという人もいると思います。わたしはイラストが浮かんでこないときは、そのBOIやクラウドを示す英単語をデザインしています。

HomeやMind、Money、Work、Travelなどの英単語をカリグラフィーやフォントのようにして書いていきます。文字ではありますが、デザインを意識することになるので、マインドマップの完成度が上がります。

(4)新たな気づきを文章でメモする。

マインドマップは中間生成物です。書いたら終わりでもなければ、書ければいいというものでもありません。

中間生成物なので、つぎのステップ(工程)が必要になります。

マインドマップから浮かび上がってきたタスクを、ToDoリストに書き加える。スケジュールに組み込む。

あるいは、クラウドを見ていて気がついたことをつなげて、新しい気づき、新しい文章を作成する。

こうして、そのマインドマップは中間生成物としての役目を全うできるわけです。できるだけここまでやるようにしましょう。

  

kani-nabe風マインドマップの書き方

わたし流のマインドマップの書き方をまとめます。基本は守ります。

  1. 中心となるテーマとセントラルイメージを描く。
  2. 中心テーマから連想された言葉を周辺に書き込む。(メインブランチの記入)
  3. 各BOIからさらに連想された言葉を書き込む。(サブブランチの記入)
  4. 俯瞰してマップ全体を見直す。
  5. 矢印、色、イラストなどを描き込む。

さらに、つぎのようなポイントを加えてみてください。

  • 言葉が浮かばなくても、ブランチを先に伸ばしておく。
  • ある程度書き進めたら、クラウドや矢印を加える。
  • 言葉が詰まったら絵を描いたり、英単語を書いたりする。
  • 新たな気づきを文章でメモする。

長期休業中は時間があるので、ゼロ秒思考ではなく、マインドマップに取り組んでみてはいかがでしょうか。

おすすめのペン