4月最初の全校集会、新入生歓迎会で生徒を励ます先生のお話

4月になりました。生徒会担当の先生は、自分のクラスの準備だけでなく、生徒会役員も動かして「新入生歓迎会」の準備を進めているはずです。

ごくろうさまです。生徒と先生をつなぎ学校を動かすトップランナーとして、がんばってください。

今回は新入生歓迎会での先生のお話を紹介します。生徒会担当や校長先生、教頭先生あたりに読んでいただければ幸いです。

  

学校が始まれば着任式、始業式、入学式と怒涛の儀式的行事のラッシュがはじまりますね。

これらの行事は、年度末から始めなくてはいけない計画・準備は大変ですが、始まってしまえば例年通りですのであまり難しいことはありません。

そのあとは、学級開きが行われ、学級活動を中心に、学校の決まりや給食や清掃のやり方などの「仕組みづくり」と、当番、委員会や係などの「組織づくり」が行われることでしょう。

  

さて、そんななか迎える最初の生徒会活動「新入生歓迎会」で、生徒にどんなことを話したら良いでしょうか。

わたしが話していることを一つの例として紹介します。

立場によって内容や言い方は違うでしょうが、4月のスタートだから生徒に伝えておきたいことです。

今日は新入生歓迎会ですね。新入生のために、生徒会役員を中心に、各専門委員会の委員長や、各部活動の部長さんたちが準備してきました。

生徒会は全校生でつくる組織であり、学校の伝統を先輩から後輩へと受け継いでいく組織です。

これからの中学校生活に慣れて、楽しい学校生活にするとともに、先輩たちとよりよい学校を作っていってほしいと思います。

  

4月はスタートのときです。みなさんはどんな気持ちで入学式や始業式を迎えましたか。あれから数日が経って、いくつかのクラスでは、今年度の抱負などが掲示されていましたね。みなさんのやる気、エネルギーが感じられて、とても嬉しく思っています。

そこで、この明るいエネルギーを活かすために大切なことを話します。

いま、みなさんは「今年はこんなことを頑張ろう」「こういうことに挑戦してみたい」「ああいうところを直していきたい」、そんな風に思っています。

その意欲を、そのエネルギーを、お互いに大事にしてほしいのです。

  

残念ながら、こういう人がいます。

「なにお前、やる気になってるんだよ~」「かっこつけてんじゃないのー?」「がんばったって無駄だよ~」という言葉です。

せっかくの意欲が、削がれます。エネルギーが、下がります。やる気が、しぼみます。

もったいない。とてももったいない。

  

そうではなくて、

「あいつ、あんなことやろうとしてる。俺も負けてられないな」「わ、すごいな。がんばってるな。わたしもやってみよう」「そうだ、一緒にやろうって誘ってみよう」

そういう風に、エネルギーを明るい方へ向かって、回してほしいのです。

足を引っ張り合うのではなく、手と手を取り合う。肩を組んで、スクラムを組んで、互いに支え合って、がんばっていく。

そういう前向きな、明るい、やる気に満ちた、そんなみなさんの頑張りを、今年も楽しみにしています。

話を聞いてくれてありがとう。終わります。

  

起承転結をつけて話しています。ポイントは「転」で残念な話をすることです。

「なにお前、やる気になってるんだよ~」などと、やる気が削がれる言葉が飛び交うことは、先生方の経験にありませんか?

学級担任であれば、組織づくりのときや今年の抱負を発表するときに、そうやって冷やかしたり、嘲笑ったりする生徒がいたら、聞き漏らさずにその瞬間にピシャリと制することが大切です。

「そういう言葉を投げかけるのはやめてください。せっかくのやる気が削がれます。クラスメイトの勇気を奪わないでください」

しかし、それは先生が教室にいないときに行われているかもしれません。だから誰かが全体の場で話すことが大事になってくるのです。

こういう話は、入学式や始業式のような儀式的行事ではできない話です。すこし緊張感のさがっている新入生歓迎会だと話しやすいと思います。今年の抱負などの作文が掲示される時期、新学期始まって1週間くらいのタイミングでする話です。