「3日で変わるディズニー流の育て方」はOJTのお手本である

 読書記録

ディズニーではたらく方々は9割がバイトなのだそうで、人材の出入りも激しいのでしょう。そのような中で、人材育成にもスピードが求められます。超効率的なマニュアルがあるのかと思えば、その真逆でした。

ディズニーに人材育成マニュアルはないとのこと。すごい。この本ではマニュアル化されていないOJTで人を育てていく仕組みが紹介されていました。

わたしはディズニーの本を読むのが好きです。感動エピソードの本も好きだし、今回のようなスタッフ(キャスト)側のお話も好きです。

  

「校則がない」と言う学校が増えてきました。

この本で、「マニュアルがない」というのを読んで思い出したことは、最近は「校則がない」という学校が増えてきたなぁということです。

「ブラック校則」という言葉が世の中に広まり、新しい生徒指導提要においても、上意下達の校則ではなく、生徒と対話しながら校則を作っていきましょうという流れになりました。

いわゆる生徒手帳に細かく書かれた校則というのは見なくなりました。むしろ、生徒手帳を採用する学校も減ってきたように思います。

  

その代わりに、A4で2枚くらいにまとめられた「生徒指導のきまり」が配られています。だから、「うちに校則はありません」って自由っぽさを主張している学校が多い気もします。

プリントの題が「生徒指導のきまり」といっても、それが校則なのだと思いますけどね。先生たちもよく「生徒指導のきまりに書いてありますよ」って指導してますからね。

学校の歴史の中で作られてきた校則は、それが作られた理由や経緯が忘れ去られ、文言だけが残ってしまいます。生徒も何のために守っているのか、先生も何のために守らせているのか、分からなくなっているのでしょう。

理想だなんだと言っていないで、やはり生徒の意見を聞きながら繰り返しスクラップ&ビルドしていくことが大事なのだと思います。

 

講師1年目、学年主任(理科)がOJTしてくれました。

もう一つ、この本を読んで思い出したことは「1年目のとき学年主任がOJTしてくれた」ことです。

最初の学校には講師として勤務を始めたのですが、その1年目は3学年に副担任でした。学年主任は理科のベテランの先生でした。

そのため、学年主任と副担任という関係で仕事のいろはを教えていただきました。社会人1年目の私にとっては、今思い返しても感謝しかありません。

  

また、大規模校だったので学年の理科を2人でもっていました。そのとき、T・T(チーム・ティーチング)で授業をしてくれたのです。主任がT1のときにはT2としてクラスに入って見て学びました。

そして、それを自分がT1のクラスで実践しました。主任はT2として教室の中でサポートしてくれました。これまら、これ以上ない感謝ですね。

大規模校で、学年主任としての仕事もあっただろうに、ずっと私を見守ってくださいました。

  

このブログを読んでもらえる価値あるものに。

わたしの今があるのも、あのときのOJTがあるからです。理科の週末課題のサンデープレゼントや画用紙から始まったプレゼン授業もあの時の学びが根底にあります。

いま若い先生を見ると、自分の時のようにOJTで入ってあげるほうがいいのかなと思うことがあります。でも「最近の若者は~」と言われるように、プレッシャーになっちゃいけないしなーとも思っています。

だからこうして、ちまちまとブログを更新しているのだと思います。先生方、特に若い先生に伝わるように、これからも理想に向かって頑張ります。

   

目次「3日で変わるディズニー流の育て方」

1 どんな職場でも取り入れられる、ディズニー流の育てるしくみ―準備編

  • マニュアルは、暗記させなくていい
  • 守るべきことは、4つ以内に抑える
  • 目に触れるものは、すべてが“ショー”である

2 褒める、叱るだけじゃない、気持ちが通じる伝え方―コミュニケーション編

  • 「おはよう」「お疲れさま」以外の言葉をかける
  • 頼みごとをする時は、理由も添える
  • メンバー全員に、すべての商品を使ってもらう

3 「魔法の教え方」で、人もチームも自立できる―チームビルディング編

  • メンバー一人ひとりにマイクを向けてみる
  • それぞれが持つ価値に気づかせる
  • 想像と共感で、メンバーにとっての「恩師」になる

コンテンツ例

・《OJT》メンバーが担うべき、本来の「役割」を伝える
 →会議室で1時間説明するより、お客様の喜ぶ姿を15分見せる。

・《伝える》「これをやろう」から「これだけはやめよう」へ
 →「ゴール」と「NG」だけを伝えて、あとは行動を見守ろう。

・《励ます》武勇伝より失敗談が、心に届く
 →ミスしたメンバーを守り、心を軽くする。

・《サポートする》チーム全体のストレスマネジメントを行う
 →リーダーが率先して早く帰り、休日を満喫しよう。

・《モチベーション》メンバー一人ひとりにマイクを向けてみる
 →普段からメンバーの声を聞き流さない。意見に基づき職場を改善。

・《リーダーシップ》「独裁者」にはならず、奉仕型リーダーを目指す
 →メンバーが主役、リーダーは脇役。傾聴と共感の姿勢を忘れない。

・《チームワーク》感動をシェアすることで、チームが育つ
 →いい行動をした人はすぐ褒め、24時間以内にシェア。