「Evernote」から「UpNote」へ20年分の手帳とノートを移行してわかったこと

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長年使ってきたEvernoteから、UpNoteへ完全移行しました。
移行したノートは、手帳・ライフログ・資料・プロジェクトノートなど、約20年分です。

正直に言うと、かなり骨の折れる作業でした。
ですが、その過程で見えてきたこと、そしてUpNoteにして良かったことがたくさんありました。

これから移行を考えている方の参考になればと思い、体験をまとめます。

  

Evernote側で起きた問題

Evernoteには13399のノートがあります。000_Inbox~900_Archiveまで10のスタックがあり、その中におそらく120くらいのノートブックがあります。

Evernoteはノートブック単位でエクスポートできます。
ところが、ノートブック全体のサイズが大きいと1GBごとに分割されてしまいます。

UpNoteに取り込んだ後、これらを手作業で1つにマージする必要がありました。
地道に、ひたすら地道に統合作業を繰り返しました。

  

UpNote側で起きた問題

UpNoteにはインポートに制限があります。

  • 添付ファイルは20MBまで
  • 画像・PDFが大きいノートは、中身が空になる

雑誌をPDFにしたものや、大きな資料は、そのままでは入りません。タイトルのあるノートはできるのですが、中身はありません。

大きい添付ファイルはクラウドなど別の場所に保管するしかありませんでした。

   

手帳データの移行がいちばん大変だった

20年分の手帳があります。これをどうやってUpNoteに入れるか。

私は、手帳を1ページずつJPEG化しました。

しかし、UpNoteには

ノートに一度に貼れる画像は20枚まで

という制限があります。

1年で数百ページ。それが20年分。

途中から思考は止まりました。割り切って、作業として淡々とコピペを続けました。

  

さらに、ScanSnapで取り込んでいた手帳リフィルのPDFも、すべて1ページずつJPEGに分解。

月ごとのノートに、20枚ずつ貼り付けていきました。

ここ数年はライフログに「月ごとの扉ページ」を作っていたので、UpNote上にそれが表紙のように並んだのは、少しうれしい瞬間でした。

  

ノートブックの構成(20年分)

1年ごとにノートブックを作り、その中に

  • 教師手帳(週間バーチカル)
  • 年間計画表+マンスリー
  • ライフログ(月ごと12ノート)
  • プロジェクトノート

をそれぞれノートを作って入れました。

プロジェクトの数は年によって違いますが、毎年14以上のノートが入っています。

こんな感じで手帳関係のノートブックは20冊

「20年続いているんだな」と、あらためて実感しました。

  

Webクリッパーのノートは断念

Webクリッパーのノート(4000以上)も残したかったのですが、Evernoteの使用期限が来てしまいました。

無料アカウントなら閲覧だけできると思っていましたが、有料会員への案内が画面全面にでてしまい、中身を確認できず、断念。

ただ、もともとネット上にある情報です。必要ならまた検索すればいいでしょう。

むしろ、4,000ノートが消えたことで、頭の中がスッキリしました。

今後はUpNoteのWebクリッパーを使いますが、むやみに保存せず、整理しながら使うつもりです。

後から分かったこと

Evernote無料アカウントで見られる端末は1つだけ。

つまり、デスクトップPCを端末に指定すると、自然とWeb版も残っているので、毎回「2つの端末で使っているから有料会員になりなさい」と促されるのでした。

デスクトップPCのEvernoteをアンインストールしたら、Web版Evernoteを見られるようになりました。

   

UpNoteにして良かったこと①:マークダウンと目次機能

UpNoteではマークダウンが使えます。

H1・H2…と見出しを設定すると、
画面右側の情報ペインに目次が自動生成されます。

クリックすれば、その場所へジャンプできます。

ライフログでは、1ページごとのJPEG画像の上に、
日付と内容をH2見出しで入力することで、目次からジャンプできるようになりました。

UpNoteは画像内文字の検索はできません。
ですが、私の字はOCRも正確に読めないので、
むしろ読み返しながら手入力する時間が、手帳の振り返りになっています。

その中で、タグ付けやノート同士のつながりを見つけるのは、
ツェッテルカステンのようで面白い作業だということにします(手動だけど)。

  

UpNoteにして良かったこと②:ToDoノートブック

チェックボックス付きのノートは、自動的に「ToDo」というノートブックに集まります。

バラバラの場所にあっても、未完了タスクを一括で確認できます。

Evernoteでもできたことですが、UpNoteでも同じように使えるのは安心でした。

   

UpNoteにして良かったこと③:ノートブックの表紙を作れる

ノートブックの表紙を、自分の画像にできます。

ChatGPTにお願いして、220×270pxのブックカバー画像を作ってもらいました。

これまで勤務した学校ごとに、表紙を変えています。

小さな遊び心ですが、ノートを開くのが少し楽しくなります。

   

まとめ:移行は大変。でも、やって良かった

移行作業は、正直かなり大変でした。
ですがその過程で、

  • 20年分の手帳を見返すことになり
  • ノートの整理が進み
  • 本当に必要なものだけが残り
  • ノートの「使い方」そのものが変わりました

これは単なる移行ではなく、自分の思考と記録の棚卸しだったのだと思います。

UpNoteは軽快で、シンプルで、整理しやすい。

そしてなにより、これからのノートの育て方が、少し楽しみになりました。