むかし悩んだことのメモがEvernoteにありました。
たまたま発掘したので記事にします。
理科の教科書のどこかで、わざわざ「一直線上にある。」という表現があります。どこだか分かりますか。
こういう「言葉にこだわる」ところが、言語感覚優位なのか、ただの私の性分なのかはよく分かりませんが。。。
疑問 「直線」と「一直線」の違いは何か。
○ 直線は、幾何学上の概念で、2点を最短距離で結ぶ線分を両側に無限に伸ばしたもの。また、そのような形状の実在するもの。
例文
「A点、B点を通る直線上に、・・・」
「この道路はほぼ直線である。」
○ 一直線は、直線のような様。まっすぐに伸びていく様、進んでいく様。
例文
「柔道一直線」
「目標に向かって一直線に進む。」
だそうです。直線は「実在するもの」だそうなので、実在しない想像上の直線は「一直線」だということになります。
つまり、一定の速さで一直線上をまっすぐに進む運動は、実在する等速直線運動は、確かに実際にしかれた直線のレールの上を進んでいるのではなく、何もないところをまっすぐに走っていますからね。
というわけで、テストで「直線上を進む」と書いてきたときには、一言解説が必要になります。
こんなこと調べているから、「先生は変なところ細かい」って言われるんですね。