「『明日からリーダーやって』と言われた人のファシリテーションスキル超入門」
(草地真/ぱる出版)
という少々長いタイトルの本を読みました。
昨年から何回か大学に通って研修を受け、ファシリテーション技法を用いて、あるテーマについて講義を行うことができるようになりました。
テーマについては専門外でもあったので、理論的に難しい部分もありました。
しかし、自分自身の体験もあり、理解もしやすく、興味深く学ぶことができました。
そして内容が理解できたところで、自分は「ファシリテーションとは何ぞや?」ということを分かっていないことに気が付きました。
資格を取るためには、検定試験をクリアしなくてはいけません。
自分がやっていきたいと考えていたことを、具体的な実現できるチャンスです。
そんなわけで、ちょっと慌ててファシリテーションについての本を図書館で借りて読むことにしました。
この本はタイトル通り、ファシリテーションを言葉でしか聞いたことがない人間にとっては、とてもありがたいレベルの分かりやすさでした。
【目次】
1 ファシリテーションって何?
2 なぜ、ファシリテーションスキルが必要なの?
3 ファシリテーション型会議の進め方
4 ファシリテーションスキルが高まる9つのポイント
5 ファシリテーションスキルはいろんな場面で応用できる
6 ファシリテーションの究極は“当事者意識”を引き出すこと!!
【ファシリテーターに求められる9のスキル】
(1)場を作る力(雰囲気・進め方)
(2)全体を設計する力(場のデザイン力・プログラム力)
(3)先を読む力(パースペクティブ)、洞察力・直観力
(4)聴く力(傾聴力)、聞く力(質問力)
(5)伝える力…全体を巻き込む力
(6)引き出す力…自分は身を消して、チームの力を最大限
(7)書く(書き取る)力…記録力、ポストイット作戦、売れた理由・売れない理由
(8)まとめる力…論理力・図解力・構造化
(9)共有する力…わかち合い
【ファシリテーションの基本ステップ】
ステップ1 チェックイン → 場の設定
ステップ2 課題・テーマの共有
ステップ3 拡散
ステップ4 混沌
ステップ5 収束
ステップ6 共有
ステップ7 チェックアウト → 次のアクションにつなげる