【初任研】05「参考授業1」へのコメント

 初任者研修

初任研担当として、初任者研修の報告書へコメントを書いていました。

指導の先生からさまざまなことを教わったり、授業や学級で実践したりして、多くのことを学んでいると思います。

わたしからは別の視点でメッセージを伝えられたらなと思っていました。

指導の先生や初任者の先生が書いたことは書いてありませんので、ご了承ください。

 

「参考授業1」へのコメント

柱を立てる。その時間でやること、やらせることを絞っていきましょう。よくばると上手くいかないものです。

導入、まとめで何をするか、自分のパターンをつくっておくのもいいと思います。

時計、タイマーを活用して、先生が時間を決めてやっていくのも大事です。そうすると、テンポや時間配分にもコツがつかめると思います。

どのくらいの板書量を自分が書くのに何分かかるか、生徒が書き写すのに何分かかるか、そういったものを経験として積んでいきましょう。

 

コメントの意図を解説します

初任者の授業力を上げていくのに、どのようにステップを踏むといいのか悩むところです。

自分が初任の頃はICTといえばOHPという時代でした。今の若い先生は、生徒が一人一台端末をもっているのが当たり前の状況です。

今だったら板書内容はあらかじめパソコンで作っておいて、説明しながら大型テレビに映し出して説明しています。

こうすることで、黒板に書く時間を削減して、その時間で机間指導、個別指導の機会を増やしています。声掛けしながら、評価印を捺して、指導と評価の一体化、個別最適な学びになるようにしています。

さらにはPDFにして全員のタブレットに配信もしています。いつでも振り返り、復習ができるようになりますし、書くのが遅い生徒、目が悪い生徒、欠席した生徒への配慮でもあります。

このパワポのデータも毎年手直ししながら作ってきたものです。これを新卒の先生に真似してやりなさいとは言えないと思っています。

だからまずは、板書にどれぐらいの時間がかかるものなのか、身につけてほしいと思います。