初任研担当として、初任者研修の報告書へコメントを書いていました。
指導の先生からさまざまなことを教わったり、授業や学級で実践したりして、多くのことを学んでいると思います。
わたしからは別の視点でメッセージを伝えられたらなと思っていました。
指導の先生や初任者の先生が書いたことは書いてありませんので、ご了承ください。
「教師の一日および教室環境」へのコメント
通勤の車の中で気持ちを切り替えて、先生として生徒の前に立ちましょう。
何があっても、生徒たちにとってただ一人の先生であらねばなりません。
教員はたくさんいても、先生は先生お一人しかいません。
それと同様に、生徒たちも一人ひとりを大切に。自己効力感、自己肯定感、自己存在感、自己有用感、自己受容感。
さまざまな言い方がありますが、つまりは自分はいてもいいんだと思える教室をつくっていきましょう。
大切にされて嫌がる生徒はいません。生徒との暖かい関係を築ける教室を作っていきましょう。
コメントの意図を解説します
教室に入ってきた先生のことを生徒はよく見ています。
今日の先生は機嫌がいいのか悪いのか、家で何かあったんじゃないか、職員室で何か言われてきたんじゃないか。
生徒はこちらが思う以上に先生のことを観察しています。
生徒に機嫌をうかがわれる、気を使われる先生というのは情けないですね。
もう昔のことですが、飲み会明けでお酒臭い先生もいました。生徒にとっては何も嬉しくありません。
私は通勤の車のなかで、気持ちを切り替えるように努めています。好きな歌を歌うなり、発声練習をしたりして、気持ちを整えてから車を降りるようにしました。
通勤時間が短いときもありますが、車から職員室へ行って、廊下、階段と教室に近づくことまで含めます。
どんなことがあろうとも、朝、教室に入るときには気持ちを落ち着けるように努めましょう。
教師の一日、朝のスタートを上手に切りましょう。それでこそ、生徒のことを一人ひとりを大切にすることができます。