「ストローク」という言葉を学びましたので紹介します。
スポーツでは「打つ」という言葉で使われることもありますが、ここではその心理的な側面に焦点を当ててみます。
心理学において、「人への働きかけ・人からの働きかけ」をストロークと呼びます。
りかこさん、いまはどんな本の読んでいるの?
このあいだ、やさしい文庫本をみつけたの。素敵でしょ。
これは、肯定的なものと否定的なものに分類され、人々の心の健康に深く関わっています。
日常のコミュニケーションにおいて大きな影響を与えています。
特に肯定的なストロークは心の栄養分とされ、お互いに思いやりと支え合いながら、良いストロークを共有できることが重要です。
肯定的ストローク(良いストローク)
肯定的なストロークは、ほめる、誘う、温かいことばをかけるなどの形で表れます。
これらの行為は、自信を持たせ、自分を好ましいと感じさせる効果があります。まさに心の栄養分となり、心の成長や健康に寄与します。
特に、自分が感じる良いストロークを相手にも提供することで、お互いが成長し、心の健康を促進できるとされています。
否定的ストローク(悪いストローク)
一方で、悪いストロークは悪口を言う、どなる、暴力を振るう、暴言を吐くなどの形で現れます。
これらの行為は傷つき、自信を喪失させる可能性があります。
良いストロークの重要性は、特に今の時期において強調されます。コロナ禍であるからこそ、お互いに温かいことばをかけ合い、心の支え合いがますます重要になっています。
否定的なストロークを避け、お互いに思いやりのあるコミュニケーションを心掛けることが重要です。
温かい言葉で良い関係を築く
簡単にできることは、言葉によるストロークです。つまり「ほめる」「温かい言葉をかける」ことが挙げられます。
相手の良いところを見つけ伝えること、自分がうれしいと感じることばを相手に伝えること、感謝や励ましの言葉をかけることで、お互いが心地よい気持ちになります。
これがお互いの心の健康に寄与し、良い関係を築く上で不可欠な要素です。
コロナ禍で否定的なストロークよりもつらいこと
このコロナ禍で、お互いに温かい言葉をかけ合うことが、心の支えとなります。したがって、積極的に働きかけを行い、お互いに思いやり、支え合いましょう。
否定的なストロークよりもつらいのは、無視されることです。
特に、コロナ禍の中で孤立感が広がっている中、無視されることはさらにつらい経験となります。
お互いに思いやりと支え合いながら、肯定的なストロークを共有することが、心の成長と健康に繋がると言えます。
対面でのコミュニケーションにためらいがあるこの時期、温かいことばでお互いを励まし合い、コミュニケーションの中で心の支えとなることが、より一層重要です。
かに先生、コーヒー入りましたよ。
ああ、いつも美味しいコーヒーありがとう。